【歌い手】都市伝説系歌い手８。【男性声優】

｛３５４｝side_nqrse ページ38

ボンフェス当日。

おれはあらきに呼び出されて、みんなより一足先にホテルを出た。
あの後Aが意識落ちるまでキスしまくった。しょーがないじゃん、あんな可愛いなんて思ってなかったし。


んで、現在朝の７時。
東京ドームからさいたまスーパーアリーナの道中にある、快活CLUB。そのカラオケ部屋の一室。




あらき「･･･ひとつ確認なんだけど」

nqrse「んー？」

あらき「お前、Aの事好きなの･･･嘘だろ」

nqrse「さっすがガチ恋勢元カレ。
昨日、なんにも反応してこないからもしかしてと思ったけど･･･やっぱ気づかれてたか」

あらき「そりゃあな。
･･･で、どう言うつもりだよ」

nqrse「どう言うつもりも何も、あらきも気づいてるでしょ。
Aが神谷さんを恋愛対象として見てるし接してるって事」




おれのその言葉に、あらきは「･･･、･･･」と目を逸らした。
はー、純粋に好きなのも辛いよな。




nqrse「一応言っとくけど、Aもおれと付き合うの了承したからね。
おれとAがイチャイチャしてるのを神谷さんが見て、神谷さんがAの事を恋愛対象として見てるのか見てないのか確かめようってなった」

あらき「だからって、俺らに見せつける事ねぇだろ･･･」

nqrse「だって、事前に付き合ってるって言っとかないと暴走するじゃん。特に信号機カラー()」


※信号機カラー･･･そらる(青)・うらた(緑)・天月(赤)・センラ(黄)。CIE(国際照明委員会)が、信号機の色を赤、緑、黄、白、青の5色と規定してます。ガチで。


あらき「･･･否定しきれない･･･()」

nqrse「だろ？
だから、二人の関係を今日から始まるボンフェスの期間中に両片想いから両想いにさせようと思って」

あらき「･･･ボンフェス終わってもAと神谷さんが万が一くっつかなかったらどうすんだよ」

nqrse「あー･･･その時はおれの事を惚れさせようかな」

あらき「は？」

nqrse「昨日の夜さ、あの後Aが可愛い反応するからキスしまくったんだよねー。
Aのキス顔、ちょー可愛いんだもん。あ、いつも可愛いけどね？」

あらき「Aがどんな時でも可愛いのには同感するけど、1発殴っていいか？()」

nqrse「あはは、あらき怖ーい。
もうさ、俺このままAと付き合おっかな。
なんかコメ欄でも、そのままくっつけみたいな事言われてるしー」

あらき「よし殴る()」

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←｛３５３｝

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す