【歌い手】都市伝説系歌い手７。【男性声優】

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てか、まじで遠いなステージ。


私は時折カメラの方を向いてにこっとしながら、最後列の子わんこ達に手を振り返したり軽く握手したりとして行った。
まあ、さすがに人数多いから早足になるけど。




A「バンドメンバーさーん、ちょい長めに前奏やっててくださいな。
え、そのペンライトのイラスト可愛いねー」

「･･･！！
あ、あああありがとうございます･･･！」

A「おー、こっちはうちわに犬派ﾟンダ描いてくれたんだ？凄いな･･･」




途中途中で、最前ら辺の子達にも手を振る。
4〜5分かけて早足だけど端から端まで歩き終えて、私は外野席の前の指定された所まで移動して手すりにつけられてたフックを腰につけた。
※良い子は絶対に真似しないでね！


そしてそのままワイヤーを伝って飛び降りて、２階席の真ん中通路ら辺に着地。･･･怖っ()

また２階席の指定された所まで移動してフック装着。ワイヤーで１階席の通路に着地。
※悪い子も絶対に真似しないでね！！


あちこちから悲鳴やら黄色い悲鳴やらが湧く中、私はステージ上に到着した。前奏をリピッてくれてるバンドメンバーさんにぺこりと会釈。うん、楽しそうで何より。
マイクをつけ直して、ステージ中央に立って観客席の方を向く。




A「･･･はい、改めてMere×××の犬派でーす！
数十分ぶりですけど、初めましての人は初めましてー。･･･一応聞くだけ聞きますけど、私と今日初めて会った人ー？」

「はーい！」
「久しぶりー！」

A「うん、半分くらいだね」

「犬派さん可愛いー！」
「可愛いよ！」

A「あーうん、可愛いよねこの衣装」




私が着てるのは、首周りにふわふわの白いファーがついてる淡い水色で所々にピンク系統の花びらがデザインされてる着流し。
ほんのり抹茶色の帯を横で結んでる。そんでもってこの帯、Mere×××の公式マークが描かれてるんだよねすごい。

下には黒いスパッツ(股下５センチ)を履いて、鏡音姉弟みたいな感じの淡い水色のレッグウォーマーを膝下辺りからつけてる。履物は灰色のスニーカーみたいなブーツ。歩いてもあんまカツンカツン鳴らないやつね。

着流しの下は足を強調する感じで捲(まく)ってる。だから私の今の状態、めっちゃ足スースーする。
眞弥曰く「あんたの絶対領域は子わんこを救う」らしい。愛は地球を救うか()


･･･試しにその場でくるんとひと回りしてみよっかな。

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