【歌い手】都市伝説系歌い手６。【男性声優】

｛２６３｝ ページ22

梶「え、ちょ！？
嘘でしょ･･･お、ね･･･お姉ちゃん･･････さ、ん･･･ぴー･･････ヤっ･････････た、の･･･？」

櫻井「うん、シたシたー」

A「だからそれをやめろって言ってんですよ！？？」

鈴木「wwwwwww」

神谷「お前ら、まだそれ言いふらしてたのか･･･」

鈴木「ちなみに、その行為中の捏造写真あるぜ」

A「･･･は？」

鈴木「いやー、黛くんってほんっとにいい仕事するわ。
見てみ、イってる時のAチャン。クオリティやばくねこれ」




修学旅行並な騒がしかったバス車内が静まり返る。
聞き捨てならない単語に頭をひょこりとシートの上から覗かせる。


ニヤニヤする鈴木さん。
その左手には、１枚の写真。
目を凝らさなくても見える。私、視力いいから。
２人の男女が･･････。




A「っっ、み･･･っぎゃぁぁぁあぉぉあああああ！！！！？？？？」


だだだだ、

ﾂﾙｯガンッッ


全員「「(･･････う、っわぁ･･･)」」




窓側の座席に座ってたから通路側の鈴村さんを鞍馬(あんば)とかみたいに華麗に躱(かわ)して通路に飛び降り、鈴木さん目掛けて走った。
つもりだったけど秒ですっ転んだ。まあそうだよね、このバス走行中だし。

古いネタでバナナの皮を分で滑って転ぶ定番ネタを再現してるかのように、顔面(と言うか鼻)を強打した。
くっっそ痛え･･･。




A「･･･っっつぅぅ･･･！」

宮野「え、Aちゃん大丈夫･･･？」

A「だいじょ、ぶ･･･れふ･･･。
･･･す、ずき･･･さん。そのしゃひん(写真)燃やふかシュレッダーにかけへくれないならマジで出るとこ出ますよ」




痛む鼻を押さえながら、キッと鈴木さんを見上げる。

すると私の顔を見た男性陣が一気に顔を赤くした。は？




眞弥「(わお、悩殺･･････)
っと、サービスエリア着いたわね。鈴木さんこの写真処分しても？」

鈴木「･･････」(頷き)

眞弥「んじゃお預かりしまーす」




ひょいっと鈴木さんから写真を受け取って、「ほら、お花摘みに行くわよー」とかなんとか言って眞弥からバスの外に連れ出される。あ、本当にサービスエリア着いたんだ。

真っ先に向かったのは売店で。
眞弥がライターを買って外の喫煙所で写真を燃やす。


私は私で保冷剤を買って鼻を冷やした。




眞弥「あんたさー」

A「ん？」

眞弥「無意識にも程があるわ」




･･･？？？？

｛２６４｝side：神谷→←｛２６２｝

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す