【歌い手】都市伝説系歌い手６。【男性声優】

｛２５４｝side：眞弥 ページ13

８月２３日。
今日はAの誕生日。

明日は私とAが新庄祭りの宵祭りで山車行列に参列するから山形に帰らなきゃ。
Mere×××の番宣部長として、宣材写真をばっちり撮らなきゃね！


だからAを祝うには今日しかないから、予想より早起きしたAの足止めをいもうとに頼んでた･･･はず、なのに。




いもうと「聞いてないよまー姉！ぬー姉がかず兄と殺陣やるとか！！ボクも手合わせ前に斬られるエキストラ役やりたい！！ぬー姉にズバッて斬られたいいいいいい」

眞弥「そこかい()」

クプラ「見て！僕の美しさ！！」

いもうと「うるせーですよ、残念性格ナルシスト！！」

クプラ「あっはい･･･」




サプライズバースデーパーティの準備もそろそろ終わる頃に、Aの部屋に居るはずのいもうとが私に詰め寄ってきた。クプラさんが「落ち着いて」って意味で割り込んでくれたのに撃沈。残念性格ナルシスト･･･どんまい･･･。


そんないもうとの声に何事かと集まるみんな。




宮野「え、なになにどしたの？」

luz「なんかクプラくんが部屋の隅で体育座りしていじけてるんやけど･･･それより、殺陣とか手合わせってなんの事？」




さすが歌い手界で最古参の子わんこ･･･こと犬派に関しては地獄耳ね。
て言うかマモさん、ピエロの鼻とかメイクとか違和感が仕事しなさすぎて似合ってる()




眞弥「実はね、明日から山形で新庄祭りが始まるんだけど･･･２日目の本まつりの催し物でAとうちの兄貴が殺陣やるのよ。
もしも戦国時代に甲斐姫と風魔小太郎が手合わせをしてたら、って感じのやつ」

うらた「え、見たい･･･」

そらる「犬派さんが殺陣･･･(ごくり)
ね、ネコさん。それって一般の人も見れるの？前売り券が必要とか･･･？」

眞弥「あー、そう言うのはないわね。
駅のすぐそばにある駐車場にでっかいトラック置いて特設ステージみたいにするから、いい所で見たい人は早い者勝ち･･･って感じかしら」

櫻井「へー、面白そう。
山形とか行った事なかったし、行ってみよっかな」

坂田「祭りって事は出店とかあるよね、コミケの時に食べたどんどん焼きってまた出店あるかな〜」

眞弥「じゃあ、行く？
兄貴、大型二種の免許持ってるし」

全員「「マジで！？」」

A「何が？」

全員「「･･･！！？！？！？」」




び･･････っくりしたぁ。

いつの間にかマモさんの隣に居るA。
こいつ女武将やるよりくノ一やった方良くない？()

｛２５５｝→←｛２５３｝

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す