都市伝説系歌い手５。【歌い手】

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A「と、言う事で心配かけました。
歌い手犬派、今日から完全復活です」




シェアハウスのリビングにて。
くぅ、やっぱここディアリカの逆巻邸そっくりすぎ･･･油断してたらテンション上がる()

「てな訳でよろしくです」と歌い手仲間と声優さん(しかも私が入院する前より増えてやべえ豪華な面々)にぺこりとお辞儀をして、顔を上げればそこには至近距離のダンデ･･･ハンサ･･･取り敢えずカッコいい顔立ち。うおお･･･杉田さん･･･？


ぎゅむぅっ！


A「ぇげっ」




視界が真っ暗になって、強い力で締め付けられた。生物学上女が出しちゃダメそうな、何かが潰れたカエルみたいな声を上げた。
おふう、潰れる潰れる･･･！




杉田「結婚してくれ」

A「？、？？、？？？？」


ベリっ


素晴らしく恐ろしいほどのイケボにゼクスィ顔負けなプロポーズ(？？)をされたと思えば、これまた強い力で後ろ襟を引かれて剥がされた。

おふん･･･今度はなんだ？と顔を上げてみれば、そこには天月さん。




天月「･･･別にAちゃんが心配だから引き剥がしたんじゃなくて、なんかムカついたから引き剥がしただけだからね」

A「なにこの斬新な切り口のツンデレ･･･。
(え、あーうん。ありがとう？)」

９６「Aちゃん、思ってる事と言ってる事逆wwwww」

nqrse「てゆかあらきー？
犬派ちゃんの現カレのあらきがなんでそんな羨ましがってるの？」

あらき「、･･･」




nqrseさんから肘で連打されてる遥翔。

･･･？

遥翔は気まずそうに、だけど言いたい事ありそうな雰囲気で私に近づいてきた。･･･天月さん空気読んで離れてくれないかな()




あらき「･･･A･･･」

A「ん？」

あらき「･･･ごめん」

A「何が？」

あらき「だって、その･･･俺とデートする為に出かけて･･･その道中であの事故に遭ったんだろ。それって･･･俺とデートの約束しなきゃ、Aが入院する羽目には･･･」

A「んやー、そうとは言い切れないよ。
盗聴通信機？仕掛けられてたんだし遅かれ早かれ私が何かしらの用事があって出掛けた時に何かされてたと思う。それがたまたま遥翔とデートしに行く道中だったってだけでしょ」

あらき「･･････そ、れは･･･。
いや、そうだとしても･･･」




あー･･･うん、そうだった。
普通なら責任感じちゃうよね。さすがイケメン。
責任感じて自分を追い詰めてる顔もイケメンだな。罪か()

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