都市伝説系歌い手４。【歌い手】

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声劇をやる事になって、なんやかんやでストーリーとか内容とか登場人物(キャラ)とか参加する歌い手もほぼほぼ決まった。

で、ボンフェスの出演者が発表されるまであと１週間。




A『･･･キース、どう言うつもりだよ』

うらた『どう言うつもりも何も･･･それはこっちのセリフだけどな。
イオ、お前いつまで国民に偽りの姿を晒すつもりだ？』

A『･･････。
偽りって･･･なにが』

うらた『まさか生きてるとはな･･･。
​─────シオン・アーディルイン皇女サマ･･･？』

A『･･･、はは･･･何言ってんだよ。シオン皇女なら２０年前の内乱の時に行方不明になったっきりだろ？』

うらた『じゃあ、お前が今着てる衣服を全部脱いでみろよ。
皇家の紋章がどこかにあって、お前が女だって事が証明されるだけだけどな･･･っ！』

ドサッ

A『っ･･･！？
な、･･･っキース･･･やめっ！』

うらた『ははっ、イイね･･･。
その顔も･･･声も･･･全部、俺がオンナにしてやるよ･･････』


ﾌﾟﾂｯ

眞弥「はいオッケーィ！！」




コントロールルームからの監督さながらのＯＫを貰って、私とうらたんはマイクから離れた。

今回は大人数での声入れだから、東京都内のレコーディングスタジオを貸してもらっている。
当たり前だけど本格的な設備を使わせてもらってると言う事もあり、少し疲れるな･･･。


私が「ふぅ」と息を吐けばうらたんから「お疲れ」と言われた。




A「さすがうらたんだね。
本業なだけあって声使いって言うかそう言うの上手い」

うらた「いや･･･それこっちのセリフだよ。
前に聞いた声劇ＣＤ聞いた時も思ったけど、やっぱりと言うかなんて言うか･･･レベル高い」

ガチャ

９６猫「姉さん、お疲れ様！」




録音ブースから戻るやいなや、くーちゃんにぎゅーって抱きつかれた。

ふむ･･･ノッてあげるか。




A「･･･ユリウス、公の場では兄さん･･･だろ？」(困笑)

９６猫「はい落ちたー。
今この瞬間ワシ狂犬病発症して盲導犬になったー･･･」

うらた「･･･おい９６猫あんまわんこさんにベタベタ触んな、まないた胸ちびが」

９６猫「はぁぁぁあﾞあﾞん！？？
テメーだってちびじゃろ、ちびたぬきが！！」

センラ「僕からしたら二人ともちびやけどねぇwww」

２人「「うっせー黙れ胸毛！！」」

センラ「酷ない･･･？」




･･･平和だね()

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