都市伝説系歌い手２。【歌い手】

｛７９｝ ページ31

着替えといで！！とビッグウインドに到着して早々に着替えスペースに押し込まれる。私以外にも何人か居て、ミクちゃんとか食ペンマンとかてるてる坊主が居る。･･･テレビでたまに村山マツキで映ってたコミケよりもだいぶ落ち着いた感じかな。

･･･てか、この衣装って･･･。
前に見た時ある･･･ボカロのスノーマンの衣装に似てる、ような気がする。
ベースがKAITOの衣装みたいなやつで、色が真逆になってる･･･言わばアナザーカラー。右腕が白で他は黒くて、首元のネクタイがヒラヒラのフリルになっている。所々にダメージが入って･･･かっこいい。




A「･･･これを、着るの･･･？
あ、黒いマスクもある。･･･黒い雪の結晶イヤリングもあるし」




待たせたらいけないと思ってさっさと着替えて脱いだ私服を袋に入れて、それを持って眞弥が出店準備してるスペースに向かった。
着替えスペースから出ると、スタッフの人とか出店準備に勤しんでいる人達が私の格好を見て様々なリアクションをする。

お、おおお･･･なんか注目されて･･･る？




「あの人なに･･･凄いかっこいい･･･！」
「え、ちょ･･･モデル？」
「写真オッケーなら後でお願いしてみっかな･･･」

A「(な、なんか視線が･･･)
･･･えっと、ここだったはず･･･。あ、居た」

眞弥「あ、おかえりー。･･･うん、やっぱ似合ってるわ･･･あ、･･･っあぶね、普通に名前言うとこだった。
ぬー、そこのダンボールからグッズ出してテーブルの上に並べといて！スペースは黒テープで区切られてるａ１２って所！」

A「はーい」




並べ方はそこのノートに描いてるから！と言われて言われた通りにノートを見ながらテーブルにグッズを並べ始めた。


･･･ちなみに、なんだかんだで私もグッズを作った。眞弥に「他の歌い手さんみたいにぬーもキャラクター描きなよ！」と言われて描いたやつ。
それをキーホルダーとか缶バッジとか、ピンバッジにした。


･･･おー、こうして並べると嬉しいぞ。




眞弥「よし、これで準備おっけー！
私はグッズ販売やるから、あんたはデモの配布とか呼び込みやって。あ、この名札に名前書いて首から下げといてね」

A「うん。
･･･あれ、和希さんは？」

眞弥「スタッフで総合受付ん所」

『ただ今より、最終確認を行いますのでサークル参加者は各スペースで待機してください』




･･･あ。
そうだ、今の内に眞弥に聞く事聞いとこ。

｛８０｝→←｛７８｝

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す