スマホアプリ。 ページ27
♪〜
『あれ、明星くんからだ』
夕食を食べ終え、お風呂も入って髪を乾かしていた時だった。
五線譜柄のパジャマを着てバスタオルでぽんぽんと髪の水気を吸わせていれば、今日新しく登録したばかりの明星くんの名前が着信画面に表示された。
ピッ
『もしもし？』
〈あっ、もしもしヒノノン？
キラキラちょーだい、キラキラっ！〉
『用件それなら切るよー？』
〈うわわっ！
待って、切らないで！
えっとさ、ヒノノンってＬＩＮＫやってる？〉
『りんく？』
〈うん。電話番号登録されればＬＩＮＫにも友達登録出来るんだけど･･･あ、ＬＩＮＫって言うのはスマホの無料通話アプリなんだけどね？〉
『ふーん、そんなのあるんだ？
私はやってないよ』
〈じゃあさ、ヒノノンもやろうよ！
ＬＩＮＫって便利でさ、通話だけじゃなくてチャット機能のトークで個人同士とグループ同士とか気軽に出来るしさ。他にもタイムラインでちょっとした事とか呟けるし！〉
『へー･･･便利な世の中になってるもんだね』
〈俺達Trickstarとか、他のユニットのグループでも使ってるんだ♪
他にもゲームとかも出来るしさー、何より無料だし！
アプリ検索で探せばすぐ見つかると思うから、アカウント登録してみてね♪〉
昼夜問わずに元気な明星くんとの通話を切って、私は早速ＬＩＮＫとやらを検索してみた。
すると言ってた通りにすぐに見つけて、インストールした。
すぐにインストールが終わって、チュートリアルみたいなのをテンポよく進めていく。
アカウント名を夢咲Ｐに設定して、難なくＬＩＮＫデビューした。
手始めに誰かにメッセージ送った方がいいかな･･･と思っていれば、氷鷹くんからメッセージが届いた。
〈夜分にすまない。氷鷹だ。
まだ起きているか？〉
《うん、起きてるよ。
さっき明星くんからＬＩＮＫ勧められてたとこ》
〈そうか。
改まって言うのもあれなのだが、うちのアホコンビが何か迷惑をかけたら俺か衣更にすぐに言ってくれ。クラスが隣だから、手が空いていれば駆けつけるつもりだ〉
《過保護だね･･･うん、どうしても困ったら言うようにするよ》
〈ああ、遠慮なく言ってくれ。
･･･それと、明日からは学校も始まるから健康には十分に気をつけるようにしてくれ〉
《うん、ありがとう》
〈では、もう夜も遅い事だしゆっくり休むといい〉
最後に《おやすみ》と返す。
氷鷹くんなりの優しさがよく解る文面だなあ。
･･･明日から頑張ろっと。
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暇犬(プロフ) - 仁兎なずなさん、こちらでのストーリー上、主人公が入学するところから始まってるので、原作での二年生イコール一年生ですよー (2015年11月25日 16時) (
レス) id: f488a6118f (このIDを非表示/違反報告)
二兎なずな - 探してみました…やっぱり2年生でした。(付け足し)アドニス君は陸上部に入っています。 (2015年11月24日 22時) (レス) id: c419aa7663 (このIDを非表示/違反報告)
二兎なずな - 多分アドニス君は2年生だったきがする…探してみます。 (2015年11月24日 22時) (レス) id: c419aa7663 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇犬
| 作成日時：2015年11月10日 20時
