配信してたらなんか来た()【歌い手】

斉藤さんです。 ページ30

嫌な予感ほどよく当たる。
そう言ったのはどこの誰だったか。いや知らんけど()

･･･まあ、身バレするよりはマシか。
いや、良くねえ()


さすがにキヨバナ氏だって常識くらいは身につけ･･･。




キヨ『Aさーん！』




てなかったわ(((

条件反射で寝たフリを決め込む。
は？めっちゃ笑顔でこっち見てんだけど。
ニコパーッ！て笑顔浮かべながら花道走ってくんだけど。転べ()




キヨ『っれ、マジで寝てんのかな』

『さすがにこの人数から注目されたくないんやないかな』

A「(そーだそーだ、もっと言ってやれ)」

キヨ『えー、そう言うタイプじゃないと思ったんだけどなー。･･･！
っし、スタッフさんAさんのカバンの中からスマホ持ってきてくんね？』

A「(は？)」

『え、ちょ？キヨ？』

キヨ『さっきスタッフルームでTwitterでなんか呟いてたの見てたんだよな〜。
Aさん、垢晒されかけたくなかったらステージ上がって来て！』

A「(いやその笑顔は天使だけど言ってること悪魔だぞ清川ぁぁぁ！？)」




はあ･･･行くしかねーか。
さすがのキヨバナ氏もマジで垢晒すようなマネしねーだろ。

と。
そんな俺の覚悟は見事にホームラン決められた。
は？そんな時間経ってねえよな。なんなら３分も経ってねえよな。は？？ちょまて。カメラに抜かれてる中川氏、その手に持ってるスマホどした(斉藤さんです)。
おま、それ･･･ディアラバのスマホカバーつけてんのどー見ても俺のなんだが()


やば。
これキヨバナ氏、ガチだ。

俺は居ても立っても居られずに、走り出した。
ぐおおお、目覚めろインドア派の脚力ううう。




キヨ『うお、ダッシュでこっち来た！
え、そんなバレるとやべー垢の人なの？
めっちゃ気になるwww』

『あ！あれってキヨとレジやっとった白カネキくんのレイヤーさんやん！』

『いや、レイヤーじゃなくてスタッフさんな』

キヨ『はい電源オーン。
〇witter開･･････え(固)』




何に使ったのか知らねーけど、花道のすぐ横に置いてあったトランポリン(いやマジで何に使ったのこれ)にダッシュの勢いをころさずに全体重をかけた。


っぽーん！


ノリと言うものは、本当に怖いものである。
いや、ね？まさかそんな跳べるとは思わねーじゃん。あわよくばステージに飛び乗るくらいをイメージしてたんだ俺は。
ところがどっこい。
･･･なんの偶然か神様の気まぐれか、俺はそのまま跳躍してキヨバナ氏を押し倒した(ぎゃあ)

もーいーや。→←学園祭のテンション。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す