【3】 ページ3
「・・・、い・・・ってえ・・・」
「うー・・・っ。
・・・うら、さん・・・生きてる?」
うらた「・・・なん、とか・・・。
まーしぃと、センラは・・・?」
センラ「はは・・・、足・・・ポッキリですわぁ」
志麻「左腕に力入らんわ・・・、てか・・・そらるさんがなんでここに・・・」
そらる「っ・・・くそ、飛ばされた・・・」
天月「飛ばされた。って・・・て言うかそらるさん、あれって・・・」
あれ。と言われたのは、彼らが堕天使luzとバトルを繰り広げている最中に文字通り
思われる者、と言うのもその人物が彼らの知るまふまふとは違っていた。
純白だった髪は漆黒。
双眸は赤から蒼へ。
どこかイタズラ好きな雰囲気は禍々しいオーラへ。
luz「・・・まふ、くん・・・?」
まふ「・・・みんな、消エろ・・・っ・・・。
こンナ・・・世界・・・、」
そらる「(!まずい、この予備動作・・・)
っ・・・お前ら、全員防御しろ!!!!」
まふ「消えテ・・・無クナレ!!!」
・・・ゾゾ・・・ズ、ズァっっ!!!
まふまふから、黒と墨色が混ざったドロドロした波動が放たれた。
いち早くまふまふがまさに今これから何を起こそうとしているのか察したそらるは転移させられた荒野に居る全員に、余裕のないトーンで指示を飛ばす。
それがただ事ではないと判断した数人が、防御姿勢を取った。
───────
──────────────
─────────・・・・・・
そらる「──・・・、・・・げほっ・・・。
(・・・全員、生きてるみたいだな・・・。くそ・・・っ、ギリギリだった・・・・・・まふは・・・?)」
天月「、そらるさん!!!」
そらる「っ!?」
冒険者天月の声がそらるの耳に届いた時には、闇に染まったまふまふが目の前に居た。
明らかに敵意と殺意を向けてくるまふまふに、そらるは反応が遅れてしまう。
自分の首を捕まれ、魔力もさっきのまふまふからの攻撃からその場に居た全員を守る為に使って意識を保っているのでやっと。
そらるから守られて難を逃れた彼らもまた、ここまでの戦闘で体力やら魔力やらをかなり削ってしまっていてそらるを助けに向かう事すらもままならない。
・・・いよいよここまでか。
そらるは自らの生命の終わりが相方の手による事を覚悟して目を閉じた。
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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2020年1月18日 19時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
てと(サキュ)@坂田家 - ひきフェスのメンバー総出演はすっごい嬉しいです!お話もすごく面白かったです!更新頑張ってください!! (2019年6月22日 16時) (レス) id: 2ea512179a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暇犬 | 作成日時:2019年6月16日 0時