【２】 ページ2
ガッッ！！！
ヒュンヒュンと大鎌が流線型を描いて、まふまふの手から弾かれた。
まふまふの視線が一瞬だけ大鎌を追った隙を見計らって、そらるはまふまふを魔法で巨大な大樹の根元まで吹っ飛ばした。
だんっ！と背中を強く打ち付けて「っぐ･･･！」と軽く咳き込んだまふまふの喉元に、剣の切っ先を向けられる。
まふ「、っ･･･！！」
そらる「･･･勝負あり、だな」
まふ「･･･っ･･･なんで･･･！！
なんで、光側ばかりが勝つんですか！闇側は･･･存在すら許されないんですか！？」
そらる「違う。
光側も闇側も、お互いに手を取り合って･･･」
まふ「うるさぁぁあああああああああああああぁぁぁい！！！！！
綺麗事なんて聞き飽きたんだよ！！
結局は、みんな消えていくじゃないか！！」
そらる「まふ･･･っ、」
まふ「もう、うんざりなんですよ！！
僕がいくら一緒に居たいと心の底から思っても願っても、僕から離れていくんだ！
信じてたのに･･･貴方だって僕を見限って離れていったじゃないですか、そらるさん！！」
そらる「それは･･････、違う･･･お前を見限ってなんかいない。
まふ、話を聞」
話を聞いてくれ。とそらるが言い切るよりも早く、まふまふが動いた。
自分に向けられていた剣を素手で掴み、自分の心臓目掛けて突き刺した。
予想外の行動に、事の成り行きを見ていたあらきとnqrseも剣を向けていたそらるもぎょっとした。
だが、そらるはその奇行に覚えがあったのを思い出してすぐに剣を引き抜いて放った。
カランカランと剣が落ち、点々とまふまふの血が零れていく。
そらる「馬鹿･･･！
まふ、お前っ！」
まふ「要らないんですよ･･･こんな、世界は」
あらき「おいおい･･･なんかヤベぇぞ･･･？」
そらる「ち･･･っ」
まふ「消え、ロ」
ｽﾞｸﾞﾘ、とドス黒い魔力がまふまふをぐるぐると包み込む。
その一部が触手のように伸びてそらる達目掛けて向かっていく。
nqrse「ちょ、わ！？」
あらき「っ、おいまふ！
お前、なに味方の俺達まで攻撃してんだよ！？」
そらる「今のあいつに何言っても無駄。･･･！
まずい、伏せろ！！」
そらるが二人を守るように装備を外していない盾で黒い触手の攻撃を防ぐ。
まだダメージが回復し切っていない為にnqrseは防御魔法で、あらきは大剣で攻撃を防いだ。
唯一、まふまふの異変を知っているそらるが声を荒らげた。
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ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2020年1月18日 19時) (
レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
てと(サキュ)@坂田家 - ひきフェスのメンバー総出演はすっごい嬉しいです！お話もすごく面白かったです！更新頑張ってください!! (2019年6月22日 16時) (レス) id: 2ea512179a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇犬
| 作成日時：2019年6月16日 0時
