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そらる「お前らが俺の背を預けれる相手でよかった」
ふと、そらるがそんな言葉をこぼした。
いつも眠そうにしてるそらるが、だ。
まふ「え、そらるさん・・・」
坂田「そらるさん、それフラグ」
うらた「バカ、坂田言うな!
せっかくそらるさんがカッコよく決めたんだぞ!?」
坂田「え!
あ、ごめん?」
まふ「いや、でも本当にどうしたんですか?」
そらる「・・・別に。
なんとなく言いたかっただけ。次で最終戦だし、ヘッドショット食らう前に言っとこうと思って」
坂田「やからそらるさん、それフラグ・・・」
うらた「坂田あああああああああああ」
のほほんと「あ、ごめんー」とうらたから襟首をむんずと掴まれて揺さぶられながらも謝る坂田。
まふまふはそんな2人を横目に、そらるの持っていたPSG1にそっと触れた。
まふ「泥だらけになっても、ズタボロに転んでも・・・僕はそらるさん達と生きますよ」
そらる「まふ・・・」
坂田「そーやでそらるさん!
今まで一緒に戦線をくぐり抜けてきたんやし、とことん付き合うわ!」
うらた「そりゃ確かに危ねー時もあったけど・・・この4人じゃなかったらとっくにゲームオーバーになってる。
次の最終戦で勝って、この強者決定戦を終わらせよう」
そらる「坂田、うらた・・・。
・・・ああ、そうだな」
仲間の言葉に背中を押されるように、そらるはふっと笑って歩き始めた。
自分達の安全区画の出入口に立って、自分の装備を掴む手にぐっと力を入れた。
そらる「・・・行くぞ。
これが正真正銘・・・最終戦だ」
3人「「ラジャー!」」
バッとそれぞれが開いた出入口から飛び降りる。
パラシュートを開くのは、まだ先だ。
────一方その頃、とある安全区画。
「んじゃ、作戦の通りによろしくー」
「おう、了解」
「くれぐれも、身バレしないようにね」
「それこっちのセリフですわ〜」
「確かに。
ある意味誰よりも名前知られてるもんねぇ」
「あー。
そこはまああれだ。身バレする前にキルするから」
「いやもうそれ作戦の意味()」
ぐだぐだと駄弁りながら、それぞれ手馴れた様子で装備の確認やら装着していく。
ガゴンと扉が開いて4人それぞれ飛び降りて行った。
・・・ここは、FPSの世界。
攻撃が当たれば血が出る、耐久値が無くなれば死ぬ。
どんな
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作者名:暇犬 | 作成日時:2019年1月15日 21時