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A「あ。そう言えばもうそろそろ１０年か･･･」
なんとなく初投稿動画の日付を見て、気づいた。
かれこれ１０年になるんだなあ。
「呼ばれた気がしてジャンガリアン！」
A「っわ･･･びっくりしたあ。
くぅちゃん･･･呼んでもないし、それを言うならジャジャジャジャーンでしょ？」
くぅちゃん。
私の幼馴染で唯一の歌い手友達。９６猫って名前で活動してる。
家がすぐ隣で、今みたいに屋根を伝って鍵をかけてない窓から入って来る。
９６猫「まあまあ、細かい事は気にするでない。
１０年ってあれじゃろ、歌い手活動１０周年って事じゃろ？」
A「えっと･･･うん。
ちょうど１ヶ月後だなって思って」
９６猫「ほっほーう。
じゃあ１０周年記念って事で、わしとコラボしようぜ！」
A「こ、コラボって･･･」
９６猫「やーろーうーぜー！
ついでに、そろそろTwitterデビューしよ！
色熊のみんな、はっきゅんがどんな人なのか興味津々だよ？」
A「コラボはともかく･･･Twitterって、最近ニュースで問題として取り上げられてたりするじゃん･･･」
９６猫「だーいじょーぶだって！
信用ならん奴とか相手にしなくていいし、なんなら動画上げましたーとかたまーになんか呟くだけでも色熊のみんなは全然喜ぶよ？」
A「･･･そもそも、さ。なんで私って･･･その、いろくま？みたいなリスナーがこんな、多いの？」
スマホでYouTubeの自分のマイチャンネルページを開く。
･･･登録者数、７桁目の所に５。
ごひゃくまんにん。
別に有名になりたい訳じゃないのに。
ただ単に、その時１番しっくりくる歌い方が出来たから保存ツールとして使っていたのがYouTubeなだけで。
なんて言うか、自分の背中を押してくれたボーカロイドが大好きなだけで。
大好きだから、自分なりの歌い方をして自己満足に保存してるだけで･･･。
極端な話。
誰よりも無機質で心を持たないはずのボーカロイドと言う存在に、精神的にも肉体的にもボロボロな私は心を惹き付けられた。酷く憧れた。
�犹笋癲▲棔璽�ロイドみたいに歌いたい��
その想いだけを糧に、歌い続けている。
世間的にまだ認知度の低いボーカロイドだったけど、私にはボーカロイドが生きる糧だった。それは今も変わらない。
好きだから。
それだけ。
･･･なのにこんな、うん･･････。
この数字って･･････どう言う事？
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羽唄(プロフ) - 更新待ってます。 (2020年7月26日 14時) (
レス) id: 70668bde97 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 続けてすいません。m(__)m 気になっていたのですが、27話に登場した犬派って、あのネットで騒がれてる都市伝説な、あの犬派さんですか！？だとしたら、ぬーさんと黒白ちゃんの関係を、もう少し詳しく教えてほしいです！間違えてたら、すみません・・・ (2018年11月28日 14時) (レス) id: e6cf85a077 (このIDを非表示/違反報告)
のん - はじめまして！この小説、大好きです！！！更新頑張って下さいね！応援してます！ (2018年11月28日 14時) (レス) id: e6cf85a077 (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ009 - 楽しんで読んでます！これからも更新頑張ってください!! (2018年8月20日 23時) (レス) id: 75d4b4369f (このIDを非表示/違反報告)
こん - 更新頑張ってください (2018年8月1日 16時) (レス) id: 44511884a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇犬
| 作成日時：2018年7月10日 2時
