【呪術廻戦】さよならを告げる【男主】【五条悟】

11.本音 ページ13

Aside

『俺なんて、要らないくせに。』

ほんの1部だけど初めて人に対してはなった俺の本音。一気に2人の視線が怒りを含む。
だが俺は構わず続ける。

『俺みたいな出来損ない、要らないだろう？

俺なんて猿とほとんど変わらない能無しなんだろう？

だったらもう、ほっといてよ。

そんなに俺の術式が大事ならさっさと子作りでもなんでもさせたらいいじゃ(ﾊﾞﾁﾝ』

最後まで言い切り前にバチンと鈍い音が部屋に鳴り響く。
ヒリヒリと頬が痛み、叩かれたことがわかった。
そして悟が今まで見た事もないほどに怒気を孕んだ目で俺を睨みつける。

「何が大事だって？」

何時もよりもワンオクターブ低い声で言われ、一瞬背筋が凍った。
だが、俺は怯まず口を開く

『お前らにとって俺の術式が大事だって言ったんだよ』

負けじと睨み返すがあまりの圧力に気圧されそうになる。
そしてずっと黙っていた傑がにこりと微笑んだ。

「そうかいそうかい、君にはそう見えていたんだね。」

そう言って笑ってはいたが相当怒っているのが声色でわかる。
俺はどうやら2人の逆鱗の鱗に触れてしまったらしい。でも、どうでもいい。だが、そんなに俺に残っていて欲しいというのなら、望みは叶えてやるよ、もちろん、最悪な形で。
とりあえず自分に着いていたケーブルを全て術式を使い分解して。医務室を出ようとする。が、当たり前のように止められるわけで、俺はその腕を振り払い。

『もう、構わないでくださいよ。』

と、冷たく言い放てばあってけなく俺を止めるのを辞めた。
まぁ、その程度なんだなと、また少し悲しくなった。

そして俺は、実家へと電話をかけた。


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意味不明な点が多々ありますが気にしないでください()

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