10.目覚め ページ12
Aside
ぱちりと目が覚める。一番初めに目に入ったのは見慣れた天井。
このくだり何回目だっけ。
俺につながれているケーブルはいつもよりも多く、
点滴のようなものがいくつも打たれている。
嗅ぎなれた消毒液の香りがいつにもまして鼻に刺激を与える。
あれは、夢だったのか。そう今更ながらに気が付いた。
だけど、俺の脳裏には言葉も、情景も、その時の自分の感情も焼き付いて離れない。
今でも鮮明に覚えてる。
俺のいる必要性は1�个發覆ぁ�だから、はやくし.なないと……
そう思い、自身の首に手を添え思い切り締める。
喉仏が押され喉から嫌な音が鳴った。
段々と酸欠で苦しくなっていく。
顔に熱が溜まり、口がはくはくと動く。
『ぐ、……ぁ………か、はｯ』
声が漏れ出る。そして、あともう少しで意識が飛ぶという所で手を捕まれ首元から離される。
一気に酸素が回った事で上手く空気が吸えずに何度か咳をする。
そして、自分の手を止めた人物の顔を見上げる。
「全く君は、何をしているんだい…」
そう呆れ気味に行ったが顔に焦りがにじみでている傑。
どうしてみんな、俺を止めるんだよ。
ふつふつと怒りが湧いた気がした。
そして大きな音を立てて扉が空くのがわかった。
「傑、いきなり走り出してどうしたの？」
そう言って入ってきたのは悟。あぁ、そういうことがと納得し近くにいた呪霊に怒りをぶつけるかのように強く呪力を込めて叩き潰した。
呆気なく祓われた4級ほどの呪霊。まだ、あの呪霊の気持ち悪さが残っている。
そして悟がカーテンを開け俺の首に視線が行く。
「A、何その跡」
そう強く言い放つ悟の瞳はあの夢の中のように俺を冷たく怒りの視線むけていた。
背筋が凍り、ずきりと心が痛む
俺はぐっと唇を噛み、悟と傑を見上げ。
言いたいことを言おうと、俺はゆっくりと口を開いた。
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2006.yuna.0215@gmail.com(プロフ) - 傑と呪霊くんの話できればめっちゃ見たいです…！話の展開とても面白かったです！ これからも応援してます！ (2021年4月27日 0時) (
レス) id: ef870bb2d1 (このIDを非表示/違反報告)
じんべーざめ - 異端さん» ありがとうございます！もっと更新ペースを上げられよう頑張ります！ (2021年4月2日 18時) (レス) id: 9453f9490a (このIDを非表示/違反報告)
異端(プロフ) - 更新いつも楽しみにしています！！頑張ってください！ (2021年4月2日 15時) (レス) id: 22d2735c29 (このIDを非表示/違反報告)
じんべーざめ - 雪マカロンさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年3月2日 21時) (レス) id: 303ca42184 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 面白いです！更新頑張ってください！ (2021年3月1日 22時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じんべーざめ | 作成日時：2021年2月18日 18時
