【WT】幹部様とメイド【kn】

20話 ページ21

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『……ん……？』


あのあと意識を失ったらしい私



おでこには冷たいタオルが置いてあった。

体が熱くだるい。熱でも出たのか



私は自室のベッドで一人で(・・・)寝ていた






…え？一人で？





『きんとき…っ』


どこかへ行ってしまった、捨てられたかもしれない、嫌われた？




やだ、どこも行かないで




ふらふらと、上手く歩けない足できんときを探しに行く



na「…え！ちょ、A！ダメでしょ！熱出てんのに！」



『きんとき、きんときが、いない、居たのに！いなくなった、嫌われた、かも、しれない』



ボロボロと涙が出て止まらない




na「え、ちょ、まってまって、きんとき？」


na「えーーーーーーっと、あ！スマイル！！！丁度いいところに！！」



sm「…は？A？熱あんじゃないの？」



na「とにかくきんとき呼んできて！！！すぐに！！！！！！」

sm「お、おう、」



『やだぁ……もう歩かない……きんときいないぃ……』


na「いや来るから！！！」


na「まってまって、泣かないで」


そう言って涙を拭いてくれるなかむ



『……捨てられた？きんとき私の事嫌い？』


na「そんなわけない！！！」



『きんときなんでいないの、』


na「俺の仕事手伝って貰ってる！！！」


『……きんときぃぃ……ｸﾞｽｯ』



sm「おい！早く来い！」


kn「え、なになに？？」









kn「A！！！？」







『…！き、きんとき、きんときぃぃ……！』



kn「どうしたの？熱あるんでしょ？」
『おきたら、きんときいなくて、捨てられた、かなって、なって』



kn「俺がAのこと嫌いになるわけないでしょ！！」


『ほんと？』


kn「ほんと！！！ほら、部屋戻るよ」


『……やだ、ぎゅーして』


kn「はいはい」



きんときに抱っこされながら私の部屋へ行った


kn「なかむ、スマイル、ありがとね」







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