地味女だからって彼氏はいるんです【黒バス】

地味度53％ ページ11

宮「お前らァァァ！！」


機械みたいにギギギという効果音が付きそうなほど不自然な動きをしながら振り向くと、手にはバスケットボールを持ち黒い笑みを浮かべながら今にもそれを投げそうな宮地さんがいた




緑間君は真顔になり静かにスッと逃げる



『あ！ずるいぞ！』


宮「早く得点をやれ」


『はぃぃぃぃ！！』



敬礼をし得点板へ戻る







高「ブフォ！！ひーっ！あはははは！」



『宮地さんアイツにバスケットボールを...』


宮「あ？」


『イエナンデモアリセン』









　









　




『はー....疲れたー』



湯船に顎までつけ湯に浸る



相「あら？貴方は秀徳の...」


『誠凛さん....』


ガラッと戸が開き入ってきたのは秀徳の監督さん、私の隣に座り


相「臨時でマネージャーになったんだっけ」


『はい』


私の顔をジーと見て


相「ねぇ、どっかであった事ない？」


『いえ、今日が初めてのはずですけど』


相「んー........貴方スタイルいいわね」


コロコロ話が変わるなー


相「運動でもしてた？」


『いえ、基本は家にずっと引きこもってます』


相「えー！？引きこもっててそのスタイル！？羨ましいわー」


『そんな事無いですよあなたもスタイルいいじゃないですか』


相「やだー、照れるじゃない」


と私の背中をバンバン叩く.....痛い


相「ちょっと手を見してもらっていい？」


『手ですか？』




手を湯船からだし監督さんの顔の前に近づける


相「普段なにか書くことしてるの？」


『え？なんでそう思うんですか』


相「中指の先が少しへこんでる...これって何か筆とか鉛筆を持ってることが長い人に多いの」


確かに言われてみればへこんでる...あまり気にしなかったからなー


相「それで何してるの？」


『あー......企業秘密です』


相「まぁ私も無理持するつもりはないからいいけど合宿中に教えてね。あ秘密事なら私口硬いから内緒にするわよ」


案外すんなり引いた.以外、この人ならバラさないかな


『坂下希美という名前で漫画家をしてます』


相「え？漫画家！？何描いてるの！？」


『【自分で好きなタイトルを入れてね】です』


相「うそ！？私その漫画大好きなのよ！」



あれ、私の漫画って意外に有名？いやうぬぼれてはいかん

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