痺れるバトル ページ2
「ここまで来たって事は……デオルトに勝ったのだろう？」
一瞬の間を置き、小さくレイラは頷く。
「そりゃあ、お前さんとのバトルが楽しめそうだ！なんたってデオルトはこのジム一番のバトルの腕だったからな！」
再び大きく笑った彼は、ヒョイとレイラの背後を指差す。
そこにはバトルフィールドのトレーナースペースがあった。
ーもうバトルフィールドに着いてたのかよ……
内心毒付きながらも、彼女は素直にバトルフィールドの端に立つ。
フィールドを挟んで向かい合うように、テッセンも彼女の反対側に立った。
「そう言えば……お前さん、名前は？」
思い出したように尋ねてきた彼に、レイラは本名を名乗る。
「レイラ君か。いい名前だな！」
そう言ったテッセンは、ズボンのポケットからクイックボールを取り出す。
すかさずレイラも、モンスターボールを構えた。
「では、このテッセン……ビリリビリリと痺れるバトルをさせてやるわいッ！」
その声をきっかけに、二人の手からボールが放たれる。
ポン！
「びりりっ……」
テッセンが繰り出したのはモンスターボールのような見た目のポケモン。
対するレイラは……
ポン！
「ギャラララッ！！」
出てきて早々、容赦なく威嚇をするギャラドスだった。
彼の雄叫びに、フィールド全体がビリビリと震える。
「ほぅ、相性の悪いギャラドスを出すとは……」
面白そうに顎に手を添えるテッセンを無視し、相手のポケモンがビリリダマということを理解したレイラは口を開いた。
「……“噛み付く”」
尾をくねらせ、牙を剥くギャラドスをビリリダマは地面を転がることで回避する。
「……逃げ道塞いで」
ブオンッ！と振るわれた尾に道を塞がれたビリリダマは急停止を余儀無くされた。
その隙を突き、ギャラドスは相手に“噛み付く”を喰らわせる。
と、
「“放電”じゃ！」
テッセンが初めて指示を出した。
眩い光と共に、ギャラドスの口の中でビリリダマが電気を放出する。
たまらず相手を放したギャラドスは、そのまま尾を地面に叩き付けた。
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CrazyBook(プロフ) - コメントありがとうございます！本当に気長にお待ちください。 (2019年8月12日 9時) (
レス) id: 89127ffd6d (このIDを非表示/違反報告)
菜々美 - この作品好きです！ゆっくりでいいので更新頑張ってください。 (2019年7月18日 16時) (レス) id: 179628e6fd (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook(プロフ) - かしわさん» コメントありがとうございます！完結するまで更新し続けますので気長にお付き合いください！ (2019年3月24日 21時) (レス) id: 8c59f4ad06 (このIDを非表示/違反報告)
かしわ - この作品好きです。更新頑張って下さい。 (2019年3月23日 1時) (レス) id: 356d08c55f (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook(プロフ) - ルインさん» コメント、ありがとうございます！嬉しい限りです！これからも気長に読んでください！ (2018年7月19日 19時) (レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2018年3月28日 22時
