弱点 ページ5
ウィィン……
静かに開いた扉越しに、入ろうとしたレイラとジムの中でスタッフと話をしていたジムリーダーの目が合う。
「あら？挑戦者の方かしら……いらっしゃって」
コクリとレイラが頷けばジムリーダーは彼女を招き入れ、共にバトルフィールドまで歩いていく。
「私はカナズミジム、ジムリーダーのツツジと申します。自分の強さに磨きをかけるためにジムリーダーになりましたの」
「……レイラです……」
フワリと微笑むツツジに、レイラが名前だけ答えた頃には既にバトルフィールドへ到着していた。
壁や天井に至るまで化石で埋め尽くされたフィールドにさすがのレイラも「へー……」と声を漏らす。
と、
パタパタと慌てたような審判がフィールドの端の真ん中に走ってくる。
「た、只今より！挑戦者……と、ジムリーダーツツジによるポケモンバトルを開始します！使用ポケモンは共に2体、バトルの途中での交代は挑戦者のみ可能とします！」
レイラを挑戦者、としか呼ばなかったことに不満を覚えたのか「レイラさんですわよ」と付けたし、ツツジはモンスターボールを構える。
レイラも鞄からボールを出した。
「頼みますわよ、イシツブテ！」
「無理しないで……」
ポン！ポン！
「いしっ！！」
「しゅーしゅしゅ！」
ツツジの放ったイシツブテはカラサリスを睨み付けるが、カラサリスは特に動きを見せない。
「それでは！バトル……開始ッ！」
「イシツブテ！“ロックカット”！」
バトルが始まったと同時にツツジが声を張り上げ、イシツブテは体を削って身軽になる。
「“体当たり”！」
素早くなった体でぶつかれば簡単にカラサリスは吹き飛ばされる……
が、
「当んなかったら……勝てる……」
カラサリスは糸を吐き、引き付けられるように壁へ避難した。
「“糸を吐く”をそう利用するとは……面白い戦法ですわね。では……
“岩石封じ”ッ！」
ツツジがパッと手を振ると同時にイシツブテの周りで岩が渦を巻き、四方八方からカラサリスへ襲い掛かる。
「……“毒針”を出しながら“糸を吐く”……！」
少し焦り始めたのか、上ずった声で出された指示に忠実にカラサリスは“毒針”で迫り来る岩を防ぎながら別の壁へ移動していく……
が、
ドガァンッ！
さすがに限界があったこの移動の途中でカラサリスへ１つの岩が直撃した。
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CrazyBook - ミアンさん» コメント、ありがとうございます。とても嬉しいです！現在3作品を掛け持ちしているので、どれかが完結した後に書き始めようと思っています！……本当に気長にお待ちください……！ (2018年3月24日 23時) (
レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
ミアン(プロフ) - 怪盗クイーンのお話も読んでみたいです…！ (2018年3月23日 18時) (レス) id: e3b3d0f2e7 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - 沖司美夜さん» コメントありがとうございます！勿論、一度でもコメントをくださった方のお名前は覚えてます！更新頻度がガタ落ちしましたが、気長にお付き合いください……！ (2018年2月15日 19時) (レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
沖司美夜(プロフ) - お久しぶりです。覚えていらっしゃるといいのですが………。更新大変だと思いますが、頑張ってくださいね！ (2018年2月15日 18時) (レス) id: bf4ebf6ea6 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - ボムねこ@月夜の女神シィさん» ご指摘ありがとうございます。すぐに書き直させていただきます！ (2017年10月10日 20時) (レス) id: 31b46a970e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年8月16日 19時
