【銀魂】私はコミュ障超絶インドア二次オタボーイッシュ、それから((沖「長げェ。」3

80話 ページ33

無気力。それはただのやる気がないことを少し恰好つけて言っているだけだと思ったら結構違う。

やることもやる。それがたとえ面倒くさいことであっても。


だけどなんだか体に、頭に、力が入らない。

やらなくていいことになると必ず放り出してしまう。



九月らへんからなんだかだんだんと体に力が入らなくなって、今やもう手遅れだと言わんばかりの無気力。

喋る気すら起こらない。たとえ沖田でも。



何なんだろうか。


部屋の一点を眺めていると視界に沖田が入ってきた。





沖「大丈夫か?」

「うん」



……それなりに近い。



沖「オイ」

「何?」



……めっちゃ近い。



沖「生きてるか?」

「死んでたら喋らない」




唇に沖田の吐息がかかる。




沖「黒川…」

「沖田…」




ゴスッ!!



私の右フックが沖田のあごに見事にヒットした。


「手ェ出そうとすんのが早ェェよ。そんな無防備じゃねェんだよ、私は。」




沖田はあごを抑え、涙目でコッチを見る。


沖「いいじゃねーか 別に」

「私的にダメなんだよ。何?付き合って即キスとか今までの話聞いてたらよくわかるだろーが、そっち系統の経験値全くないことぐれー。私には覚悟とかが必要なんだよ」


沖「………;」

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