【銀魂】私はコミュ障超絶インドア二次オタボーイッシュ、それから((沖「長げェ。」3

77話 ページ30

沖「…どういうことでィ?」


沖田が怪訝そうな顔をする。それもそうだ。というかまず自己中だ。
それでも私は口を開く。



「一番の問題はね、私が人間不信で恋が出来ないってことじゃないの。そんなモン付き合っちゃえば関係ないしね。問題っていうのは…沖田の人気なの。」


沖「俺に…ファンクラブがあるからか」


「うん。今でも目ェつけられてるってのに付き合ってるってなったらファンクラブの女どもに何されるか分かったもんじゃない。中学よりもっとひどい露骨ないじめされる可能性高いの」


沖「そん時にゃあ俺が護ってやらァ」


沖田の真剣な言葉。嬉しかったけど『事実』を言った。女だからこその意見を。



「あのねー…女だからよく分かるんだけど嫌いな女が好きな男に護られてるのみるともっとひどくなるの。いわゆる『嫉妬』ってやつだね」


沖「あぁー…」


沖田が苦い顔をしたまま納得、というような表情をした。





「あの、さ」


私は改めて沖田と向かい合った。



「沖田…その…えと……好き…だから、付き合って…下さい……その、一つだけ約束で…神威と九兵衛以外には言わないって。彼女がいるってことも…ね」



前半はかなりのことだからつっかえつっかえになったが何とか言えた。



沖「あァ。俺からも言う。付き合ってくれ。」









私は首を小さく縦に振った。

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