【銀魂】私はコミュ障超絶インドア二次オタボーイッシュ、それから((沖「長げェ。」3

58話 ページ11

銀「転校生紹介すんぞー入れー」

先生がけだるそうにいうと、教室の引き戸がフッ飛んだ。






…………フッ飛んだ?



「あれ、なんかドア壊れちゃった…ま、いいや」

銀「いいわけねェだろ!?どーしてくれんだ!!」


「俺、神威でーす」


マイペースに自己紹介をする。みんなは目を点にして驚いているが、私は違った。




「………か……」


沖「黒川?」




「神威…!!」


威「えーと…あ、いたいたAーー!!」


私の名前を呼ぶと、小動物のように抱きつく。

身長差＋18cmの私にとっちゃ、タックルだ。抱きつかれた私の口から空気が漏れる。


「ぐふっ…く……くるし……かむ……ギブ…」


タップして合図するが、離してくれない。




「オイ…離せって…オイ……バ神威…」


威「A…バ神威なんて言ったら…離さないぞ?」


神威は目を潤ませて上目遣いそして小首を傾げる。まぁ、かわいいっちゃかわいい。でも。



「私にその手が通じるとでも思った?…ねぇ神威…離してよ…」


語尾を弱々しくいう。


「う…かわいい……仕方ない、離したげる!」


神威から解放された私は沖田の肩に手を置き、その上に伏せるように頭を置く。


「お…幼馴染みの神威…私にはこのノリだから助けてね、沖田…」

威「えーAー俺の肩にのせてよー」



「それよりさ、アンタこのクラスに親戚いるって言ってたじゃん」


威「神楽のこと?弱いから興味ない」

「……;」


同じ髪色をした神楽を横目で見る。まあ、普通よか強いよ?でも神威のいう『強い』には全然届かない。



威「Aはどう?強くなった?」

「んー…まあ前に地区大会で優勝したけど全然。半年やらなかったツケが返ってきてまだブランクだよ」


威「俺も半年やってなかったから前よか弱くなっちゃった」

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