番外編その3ですよ。 ページ20
受付の人に場所を聞きエレベーターホールまで行くと壁にフロア分けが書いてあった。
『審神者管理部と刀剣管理部だけで馬鹿みたいにフロア使ってる…。開発・製造部と研究部が多いのはわかるけど…え、営業部も結構ある。』
「まぁ、そりゃ人員配置的な問題があるからじゃね？」
『なるほど…。で…引継部は1フロア。しかも他に3部署入ってる。』
「人数少ないからとか？」
『あぁ…。』
よくわかんないけどわかったフリしとこ。
エレベーターに乗り込み私たちが今日から配属される部署、引継部がある17階へと向かった。ドアが開いて私は夢を膨らませながら1歩進んだが。
『きっったな。』
「フロア分け的にこうなるとは察してたなぁ俺。」
『物置じゃんここ。』
廊下にズラっと荷物が置いてあり引継部は一番奥で、そこにたどり着くまでに他の部署の名前が書いてある部屋を通り過ぎるんだけど、あれおかしいな。見る部屋全部倉庫とか書庫とか書いてあるんだけど。
「やっと着いた…。」
社会人デビュー君がそう言うと、その流れのまま引継部と書いてある部屋のドアを叩こうとした。
『あ、ねぇそれ自動ドア…。』
「うわぁ！」
叩こうとした手はそのまますり抜けてデビュー君は中に入り込んだ。ウケる。コケそうになってる。
？「ようこそ！時の政府引継部へ！」
失礼しますと言いながら私も入るとパーン！という音で出迎えられた。めちゃめちゃ驚いた。やめて。心臓止まるから。
部「入った順番的に男が9番で女が10番だな。今日からこれで呼んでくからよろしく。自己紹介は真名以外で。」
『…え？』
2人でポカーンとしているとそのまま部長が色々説明してくれた。そして、そのまま皆の自己紹介へと入った。割愛するけどオネェがいるとは思わなかった…。いろいろすごいここ…。
2「それじゃあ2人の席はそことそこね♡今日からバリバリ働いちゃいましょう！」
バン！と背中を力強く押され(めちゃ痛い)。私達は自分のデスクに向かった。
『何これ。』
9「量やばくね。」
7「あ、それ2人の仕事だからよろぴく〜♪」
6「締切は今週中だ。頑張れよ。」
9「『はぁ？！』」
どう見ても今週で終わる量じゃないでしょこれ…。新人だよ？やばくね？
5「ちなみに、仮眠室は出て右です。お互い頑張りましょうね。」
『……。』
私のブラック会社生活の始まりのゴングが鳴った音がした。さよなら私の日常。
(走りましたが番外編以上で終了です！)
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光莉(プロフ) - 彼方さん» あの頃の10番はきっと疑わない性格だったんでしょうね....。少し走ってしまってちょっと読みにくい文面になってしまい申し訳ないです(´・ω・｀)またこの辺りは本編で触れたいと思ってるのでその時にはもっと詳しく書けるようにします！応援ありがとうございます！ (2019年5月23日 7時) (
レス) id: 78dc364c5f (このIDを非表示/違反報告)
彼方(プロフ) - 流れるようにブラックな部署に配属された10番さんが哀れな様なちょっと面白いような。これは逃げられませんね。でも人事の目は正しかったんだなと今までのお話読んでてよくわかるのて、良かったです！10番さん光莉さま、お身体に気をつけて、これからも頑張ってください (2019年5月22日 20時) (レス) id: 90eb996ab4 (このIDを非表示/違反報告)
光莉(プロフ) - 彼方さん» コメとリクありがとうございます！入社のお話はいつか書きたいと思っていたのでリクを頂きとても嬉しいです！ブラック会社云々はどうだったんでしょうね...？公開まで今しばらくお待ちください！ (2019年5月15日 8時) (レス) id: 78dc364c5f (このIDを非表示/違反報告)
彼方(プロフ) - はじめまして。一気読みさせていただきまして、とても好きな作品だと思いました。丁度リク募集中とのことで、図図しいですがリクエストさせていただきたいです。10番が引継部に入社？した時のお話とか読んでみたいです。まだブラックな職場とは知らないのでしょうか。 (2019年5月13日 15時) (レス) id: 90eb996ab4 (このIDを非表示/違反報告)
光莉(プロフ) - iceblast5さん» ありがたいお言葉ありがとうございます！ゆるゆると更新していきますが、頑張ります！ (2019年5月2日 11時) (レス) id: 78dc364c5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：光莉 | 作成日時：2019年5月1日 14時
