104話ですよ。 ページ17
『暇……。』
あれから時は軽く1週間ほど経ち、刀剣男士も全体の半分は目覚めたかな。もう半分がなかなか起きてくれなくて…。暇を持て余した私は大広間でただゴロゴロするだけだった。
『暇暇暇暇暇暇暇暇暇ー!!!』
こ「暇ならば仕事をしたらいいじゃないですか。」
『ぐぇっ。……こんのすけいつから居たの。』
驚いて壁に衝突してしまったわ…。縁側にちょこんと座っている可愛らしい管狐は怪訝そうな顔でこちらを見ていた。
こ「壊滅的な歌を歌われていた時から。」
『かっ…。そうね、私音痴だもん。』
昔引継部の忘年会の二次会でカラオケ行った時、音痴すぎて皆が耳塞いだぐらいだからね。ジ〇イア〇超えてるんじゃないかなって自分でも思ってる。
『いやぁ仕事もねぇ、今は報告書ぐらいしかなくてさぁ。その報告書も最早小学生の日記みたいになってるんだけどね。』
本当に小学生の日記みたいなんだよ?〇月×☆日。晴れ。特になにもしてないです。って内容ばっか。ほら、高学年の日記みたいでしょ?
ちなみに7番さんに擦り付けられた仕事は3日で終わらせました。私偉い。
こ「ならば畑仕事なり馬の世話なり手伝ったらいいじゃないですか。」
『私もそう思って昨日畑当番の子に手伝うよって言ったら、休んでてください!って追い返されちゃって…。ちなみに馬の方も以下同文です…。』
こ「ここの刀剣男士は皆優しいですからね…。」
『すごく同感。』
こ「しかし、ここでゴロつくのは危ないのでは?刺されるかもしれないのに。」
『実はそれ狙ってたりするんだよねぇ。起きてくれたらいいなぁって思ってずっとここにいる。』
性格悪い?知らないなぁ。実際ここにいたから秋田達は起きたし。ワンチャンあるかなーって。
『こんのすけぇー。何か面白いことないー?』
こ「無理難題を…。そういえば先程秋田藤四郎様が頭から水を被っておりましたよ。そろそろ来るのでは…。」
秋「引き継ぎさん!!濡れましたー!!!」
本当に来たよ。面白いかどうかは置いといて何でそんなにずぶ濡れなのさ…。
『何があったんですか?』
秋「兄弟達と畑に水を撒いていたら楽しくなっちゃって!」
OK分かったぞ。内番中に水遊びしたんだな?悪い子め!
『すぐに拭くものを持ってきますので、そこで待っていてください。』
そう言ってタオルを持って戻って来た時には畑に行っていた子達全員がずぶ濡れになって帰ってきてました。楽しみすぎじゃない?
355人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
光莉(プロフ) - 彼方さん» あの頃の10番はきっと疑わない性格だったんでしょうね....。少し走ってしまってちょっと読みにくい文面になってしまい申し訳ないです(´・ω・`)またこの辺りは本編で触れたいと思ってるのでその時にはもっと詳しく書けるようにします!応援ありがとうございます! (2019年5月23日 7時) (レス) id: 78dc364c5f (このIDを非表示/違反報告)
彼方(プロフ) - 流れるようにブラックな部署に配属された10番さんが哀れな様なちょっと面白いような。これは逃げられませんね。でも人事の目は正しかったんだなと今までのお話読んでてよくわかるのて、良かったです!10番さん光莉さま、お身体に気をつけて、これからも頑張ってください (2019年5月22日 20時) (レス) id: 90eb996ab4 (このIDを非表示/違反報告)
光莉(プロフ) - 彼方さん» コメとリクありがとうございます!入社のお話はいつか書きたいと思っていたのでリクを頂きとても嬉しいです!ブラック会社云々はどうだったんでしょうね...?公開まで今しばらくお待ちください! (2019年5月15日 8時) (レス) id: 78dc364c5f (このIDを非表示/違反報告)
彼方(プロフ) - はじめまして。一気読みさせていただきまして、とても好きな作品だと思いました。丁度リク募集中とのことで、図図しいですがリクエストさせていただきたいです。10番が引継部に入社?した時のお話とか読んでみたいです。まだブラックな職場とは知らないのでしょうか。 (2019年5月13日 15時) (レス) id: 90eb996ab4 (このIDを非表示/違反報告)
光莉(プロフ) - iceblast5さん» ありがたいお言葉ありがとうございます!ゆるゆると更新していきますが、頑張ります! (2019年5月2日 11時) (レス) id: 78dc364c5f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:光莉 | 作成日時:2019年5月1日 14時