102話ですよ。 ページ15
『何度も遮るようで申し訳ないのですが、お2振りとも折れてませんよ。』
明「ほんまに？！2人共生きとるんか？！」
肩を鷲掴まれグラグラと揺らしてくる明石。やめて、視界がグラグラするわ。ゆらゆらフラフラなるわ。世界が回ってる。
『私がこの本丸に来て2番目に目を覚まされたのがあのお2振りなんですよ。』
明「自分が起きた時、2人共おらんかったで…。」
それもそのはず、明石は目覚めるには目覚めたがすぐに眠ってしまったいたからね。蛍丸達も部屋に戻ったら明石が寝てたって言ってたし。
『貴方様は起きて直ぐにまた眠ってしまわれたのですよ。』
明「そーなんか…。それじゃあ自分の勘違いやったてことか。えろう恥ずかしなぁ。」
ポリポリと頬を掻き恥ずかしそうに明石が笑う。
やっぱりイケメンは何してもイケメンなんだなぁ。
『どうされます？起きますか？それともこのままがいいですか？』
明「蛍丸達に会いたいからなぁ。これはやる気ないとか言ってられまへんなぁ。」
これは説得できたってことでいいのかな？
明石がよっこいしょと言いながら立ち上がり何かを考え出した。
明「起きるにはどうしたらええんやろ？」
私はガクッとコケた。もう〇喜劇並に。嘘です盛りました。
『例えば、これが普通に悪夢だとします。その時明石国行様はどうやって起きようとしてました？』
明「そら、こんな夢もう見たないですー。自分はよ起きてー。って感じですわな。」
言い終わって、あ。と明石が言う。
明「これか。」
『そうです。レッツトライ。』
明「れっつとらいってのはちょっとわからんけど頑張ってみますわぁ。」
明石が目を瞑り少し経つと私の体が半透明になってきた。おーうすごいなこれ。手で隠しても明石が見えるわおもしろーい。
明「何してますのん…。って消えかかっとりますやん。」
『明石国行様が起きようとしてるからですよ。こんな感じで消えるってのは知りませんでしたけど。』
着々と透明になっていく。最早面白いを超えて気持ちが悪いわ。
明「役人さんのおかげでどうにかなりそうですわ。ほんとおおきに。」
『それはぜひ目が覚めた時にもう一度言ってください！』
私の体が完璧透明になったのと同時に視界がブラックアウトした。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
リクエストありがとうございます！直ぐにではないかもですが必ず書きます！少しだけお待ちください！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 355人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
光莉(プロフ) - 彼方さん» あの頃の10番はきっと疑わない性格だったんでしょうね....。少し走ってしまってちょっと読みにくい文面になってしまい申し訳ないです(´・ω・｀)またこの辺りは本編で触れたいと思ってるのでその時にはもっと詳しく書けるようにします！応援ありがとうございます！ (2019年5月23日 7時) (
レス) id: 78dc364c5f (このIDを非表示/違反報告)
彼方(プロフ) - 流れるようにブラックな部署に配属された10番さんが哀れな様なちょっと面白いような。これは逃げられませんね。でも人事の目は正しかったんだなと今までのお話読んでてよくわかるのて、良かったです！10番さん光莉さま、お身体に気をつけて、これからも頑張ってください (2019年5月22日 20時) (レス) id: 90eb996ab4 (このIDを非表示/違反報告)
光莉(プロフ) - 彼方さん» コメとリクありがとうございます！入社のお話はいつか書きたいと思っていたのでリクを頂きとても嬉しいです！ブラック会社云々はどうだったんでしょうね...？公開まで今しばらくお待ちください！ (2019年5月15日 8時) (レス) id: 78dc364c5f (このIDを非表示/違反報告)
彼方(プロフ) - はじめまして。一気読みさせていただきまして、とても好きな作品だと思いました。丁度リク募集中とのことで、図図しいですがリクエストさせていただきたいです。10番が引継部に入社？した時のお話とか読んでみたいです。まだブラックな職場とは知らないのでしょうか。 (2019年5月13日 15時) (レス) id: 90eb996ab4 (このIDを非表示/違反報告)
光莉(プロフ) - iceblast5さん» ありがたいお言葉ありがとうございます！ゆるゆると更新していきますが、頑張ります！ (2019年5月2日 11時) (レス) id: 78dc364c5f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：光莉 | 作成日時：2019年5月1日 14時
