引きこもり・・・なめんな！！“２”

短編：どっちの方が好きなの？　＠カオス様リク ページ27

「ねぇ、（人２）！「何ですか〜？♪」・・・っ」



今日は（人２）とおうちデート。

のはずなんだけど。

コレ、どういうこと？


(なんで・・・っ、なんで他の人の動画、見てるの？)


（人２）が楽しそうに見ているのは、他の歌い手の動画。

しかも、男。

最近出てきた新米らしくて、声とか歌い方が好きなのだという。

(僕よりも、好きなのかな？)

そう思うと、胸がきゅうっ、と締め付けられる。

もし、彼女がそいつに会ったら、僕はどうなるんだろう。


フラれて、ひとりになるの？




「・・・・・・・・ふぇっ」

「・・・え。ちょっと、まふさん？」

ポロポロと落ちていた涙。

抑えていた声が、漏れて嗚咽になった。


「なんでもない・・・っ」
「なんでもないことないじゃないですか。・・・話してみてください？」


ぽん、と僕をあやすように彼女は僕の頭を撫でた。

彼女の撫で方は、安心する。

なんだか、とても心地がいい。


「・・・・・・実はね？」




〜貴方視点〜

なるほど、嫉妬ですか。

たかが新人に、と言うと、「たかがじゃないよ！僕にとっては強敵だから！」と言う。

(・・・意外と、やきもちやきですね、この人)


ぎゅ


「（人２）・・・？////」



「バカですね、私はあの新人さんに会ったこともないし、好きじゃないです。“尊敬”です。」

「じゃ、あ・・・」




「私が好きなのは・・・愛してるのは、まふさんだけに決まってるでしょ/////」




ぎゅうっ

「ありがと、（人２）。愛してる」

「・・・私もですよ////」






愛してる。





何年先も、何十年先も。






「それ、僕にしか言っちゃ駄目だからね？」
「わかってます。・・・まふさんもですよ？」
「当たり前でしょ？」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿happy end.＿＿＿＿＿

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