引きこもり・・・なめんな！！“２”

短編：愛し愛されて　＠悠里様リク ページ25

「俺のっ！」
「違う、私の！」
「俺のだってば！」



「もぅ、うるさいぃぃぃ・・・」



雨が降るお昼の３時を過ぎたころ。

（人１）家では乱闘が繰り広げられていた。


「だから！（人２）ちゃんは俺のだって言ってるでしょ！？」
「いーやっ、違うね。ブルマニアじゃなくて私の！」
「じゃあタピオカマニアにだって渡さないよ。（人２）ちゃんは俺の！」



入る術なし。

これどうやって止めるの？

じーっと見つめてて、「（人２）ちゃんは俺の」だの「私の」だの。

こんなガリガリの子供のどこがいいんだか。


「誰がガリガリなの？」

「え」


「（人２）ちゃんがガリガリ・・・？あり得ないよね？」
「「おう」」

え、ちょ、なんで今意気投合してるんですか。


「まず。くびれあり」
「次に胸あり・・・よこｓ「９６猫」」←
「次に美脚。・・・ブルｍ「「言わせねーよ」」」←


・・・なんか色々余計な言葉が聞こえたけどスルーしよう。


「・・・どこもないですけど」
「それが無自覚ならある意味凄いよ」
「確かに」
「あっ」

コゲ犬さんがぽん、と手を打った。



「“（人２）ちゃんＬＯＶＥ戦争”しよーぜ」←


「はぁ？」


何を言っているんだこの人は。

理解できずにいると、

「やってやろーじゃん」
「負けないよ？９６ちゃんやコゲには絶対負けない＾＾」

あの二人は早速理解した様子。

「用は（人２）ちゃんの好きなとこ言っていって、先に底をついたら負けな」

「んな・・・っ「（人２）ちゃんへの愛が試されるね・・！」←

「んじゃ早速９６から」

「ん。美少女！！コゲ」
「心優しき内心乙女！店長っ」

「実はタンスのなかに一枚だけピンクでハートのついた下着ｇ「「お前何してんだ！！」」」←


〜〜〜〜


「ゴメンナサイ」
「当たり前です」


この人最低ですね。

何を勝手に人の下着を見てるんですか。

しかも模様まで言いやがって。

「二人は？」
「まだ続けてるよぉ(Ｔ□Ｔ；」

「中身はピュア」
「何気優しい」
「タピオカって言ったら買ってあるとこ」
「犬と猫どっちが好きって聞いたらうつむいて『犬』っｔ「うわぁぁあああ！！///」」


何言ってるんだこの人達は！

「ね？（人２）は優しいし、可愛いよ」
「大好きだからね」
「俺も大好き」



「バカっ/////」


愛されてる、って思うちゃうじゃん。

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