〜[俺物語!!]複雑恋愛関係〜

屋上 ページ24

Aside


あーあれからどん位たったんだろ...

泣いてから暫く塞ぎ込んでたし、猛も心配してるよね...

恋なんて...しなきゃ良かった...



A「恋って辛いな...」

藤真「それな」

A「だよね〜自分の想いが伝わんないのは苦しいよ」

藤真「でもAはちゃんと言ったじゃん」

A「それな。....え！？」

藤真「恋って辛いよな...うんうん」

A「いやうんうんじゃなくて！！なんでいんの！？」

藤真「学校休んできた」

A「なんで！？」

藤真「だってお前が居ない学校なんてつまんねーじゃん」

A「...そ」

藤真「え、待ってもうちょい何かあるっしょ」

A「何」

藤真「こーさ...キュンッ♡とか」

A「私はそこらへんのぶりっことは違うんですー」



なんで賢人がここに...

しかもわざわざ学校休んでまで来るなんて...



藤真「...お前剛田が好きだったんだな」

A「お前っ、見てたの！？」

藤真「おう。ばっちしこの目で」

A「...嘘でしょ」

藤真「正直さ、砂川が好きなんじゃねぇーかと思ってた」

A「まじか。でも好きだよ？」

藤真「ちげーよ恋愛として」



砂をそんな目で見たことはない。

ずっと猛一筋だったから...



A「....ないよ」

藤真「ふーん」

A「ねぇ、今日部活どうするの？」

藤真「部活の時間になったら行こうかなって思ってる。お前は？」

A「...私は砂んとこいるよ」

藤真「そっか」



二人の間に沈黙が走る。



き、気まずい...

よりによって此奴に見られてたなんて...！！！

と、取り敢えず振られたことだけ言って早く砂と猛のとこ戻ろう！！



A「賢人」

藤真「？」

A「一応言っときたいことある。私...猛に振られた」

藤真「見たから知ってる」

A「それで、吹っ切る為には新しい恋を見つけることだと思う」

藤真「...」

A「私、頑張るね！」(ニッ



よし！完璧！さぁー戻ろ戻ろ！



A「んじゃー私砂と猛のとこ戻るから。賢人も早く帰りなよ？」

藤真「...待てよ」

A「ん？」

藤真「俺さ、実はお前に言いたいことあんだよね」

A「え、何！？」

藤真「俺...入学した時からAが好きだ」

A「え...！？」

藤真「俺じゃ駄目かな？俺だったらAの事悲しませたりしない」

A「え、ちょっと待って...本気？」

藤真「うん」


えぇ！？

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