第38話 ページ39
翼「ちょっと大ちゃん!俺が志季と話してる間に何仲良くなっちゃってるの!」
いや、あれは話していた、と言えるのでしょうか?
大「お前が勝手に志季とじゃれてたんだろ。というか、大ちゃんはやめろ」
おぉ、まさに私の気持ちを代弁してくれました。さすが大さん
するとそこへ、コーヒーを5つ、お盆にのせて運んでくる世良さんが来ました
里「じゃあ、みんなでいろいろ話そうよ」
志「そうだな。詳しいことは後回しにしてたしな」
そういって、ぞろぞろとテーブルに集まってくる皆さん
私の右には世良さん、左には翼さん。正面には篁さんで、その右隣には大さんが座った
志「まず、マネージャーを増やした理由は、俺たちのソロの仕事が増えて、灰月だけでは人手が足りなくなったからだ」
翼「そこで、誰かいい人がいないか探していると、俺たちがよく知ってるし、しかも仲良いAちゃんという人物を見つけたわけだ」
里「正解」
大「里津花は知ってたのか?」
里「いや、俺もつい最近聞かされたんだよね。志季が悩んでるのを見て、声をかけたら、新しくマネージャーをつけようと思う、しかもAちゃんをって言うから、驚いたよ」
『わざわざご指名ありがとうございます、篁さん』
里「あ、Aちゃん」
『はい?』
里「俺たちの名前、普段言ってる感じで言ってみて」
急に何かと思ったら、名前を呼べとのこと
何が言いたいのかよかわからなかったけど、一人ずつ呼んでみる
『篁さん、世良さん、翼さん、むら……大さん』
里「ほら、俺と志季だけ名字呼びだ」
志「たしかに」
大「それに敬語も使うしな」
……またまた始まりました
私をどうにかしてタメ口にさせよう大会
『いや、皆さんのほうが年上ですし、タレントの方にタメ口というのは……!』
里「ならせめて名前で呼んでよ」
『え、えっと、でも……!』
翼「俺たちは名前なのに、志季と里津花は名字呼びなのは、不公平じゃん?」
志「別に恥ずかしがることはない」
大「俺たちだって名前で呼んでるしな」
……と、私に一斉攻撃
断ってもこの人たちは、絶対折れないだろうな、と思い、こちらが折れてしまった
『……わかりました。では、志季さん、里津花さん、翼さん、大さん、とお呼びしてもいいですか?』
志「もちろんだ」
里「ありがとうAちゃん」
何だかんだ言って、名前で呼べることに満更でもない自分
今日1日で随分心の距離が縮まりました
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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佐藤えふぃあ(プロフ) - 、さん» 申し訳ありません!忘れていました!ご指摘、ありがとうございます (2018年8月4日 12時) (レス) id: 16ed83e62b (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月4日 11時) (レス) id: a01a84a4ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐藤えふぃあ | 作成日時:2018年8月4日 11時