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side K.Tomohiro


いつもより重い目を擦りながら、1階へと降りていく。
リビングにはいい匂いが漂っていて、頬が緩んだ。



桐「おはようさん。

あらら、目ちょっと腫れとるな。

顔洗ってき。ご飯用意しとくから。」



なるほど、どうりで目が重い訳だ。
照史くんの好意に甘え、洗面所に行った。

リビングへ戻ると、皆既に起きていた。
いつもはギリギリまで寝ている流星も、ほぼ目を閉じかけているが居る。

照史くんも準備が終わったらしく、空いている席は3つ。
1つは横山くんので、もう1つは淳太くんの。
そして、最後の1つが、俺の。



神「おはよう、皆。」



俺がそう言うと、騒がしかったリビングが一瞬で静まり返った。
のんちゃんは思い切り俺の方を振り向き、流星の眠たそうだった目はパッチリ開いている。



望「え、神ちゃ、ぇえ!?」



流「ビビった…。」



俺が席に着くのを目を白黒させながら見てくる。
俺は席に着き、息を吸った。



神「迷惑掛けて、ほんまにごめん。

俺、オトンの借金返すのに、仕事詰め込みまくっ

てた。殺し屋の報酬ならすぐに払えるかもしれな

いけど、皆に迷惑掛けたなかってん。」



きっと皆、呆れるだろう。
下を向き、手を握り締めて、皆の溜め息に耐えようと思った。
でも、溜め息はなかなか聞こえない。

おそるおそる顔を上げると、皆は様々な感情を浮かべていた。
驚きや、喜び、悲しみ。
でも、その中に俺が恐れた“呆れ”はなかった。

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百瀬 花楓(プロフ) - 女性イルカさん» コメントありがとうございます!淳太くん推しですか、一緒ですね((o(。>ω<。)o))楽しみにして下さっていて何よりです。最近更新遅くて本当にすみません。今後もよろしくお願いします! (2021年1月2日 21時) (レス) id: c792cce867 (このIDを非表示/違反報告)
女性イルカ(プロフ) - いつも幸せに溢れながら見させていただいています!私は淳太君推しなので今回のを見て続きがすごく気になりました!次も楽しみにしてます (2021年1月2日 16時) (レス) id: d7bdf06b33 (このIDを非表示/違反報告)
百瀬 花楓(プロフ) - ゆさん» コメントありがとうございます!1人でも楽しんでくださる方がいらっしゃるだけで、とても励みになります。時々更新が滞ることもありますが、これからも頑張っていこうと思います!本当にありがとうございます(*^^*) (2020年12月13日 12時) (レス) id: c792cce867 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつも素敵なお話をありがとうございます。Killers West、1も2も3も話が作り込まれていて大好きなシリーズです。神山担なので今後の展開にドキドキです。来週も更新楽しみにしております^^ (2020年12月5日 15時) (レス) id: c2197c2c66 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:百瀬 花楓 | 作成日時:2020年10月13日 23時

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