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side K.Tomohiro
重「ただいまー。」
神「た、だいま。」
2週間振りに、この家に帰ってきた。
リビングへと繋がるドアを開けると、ダイニングテーブルに照史くんと淳太くんが居た。
微笑みを浮かべる照史くんと、無表情だけれど柔らかい雰囲気を纏う淳太くんに、自然と頬が緩んだ。
あぁ、やっぱり俺は、ここに居りたい。
桐「おかえり、もんち。待っとったで。
ちょっと兄ちゃん達と、話しよな。」
中「……。」
淳太くんが徐に立ち上がり、俺の元へと来た。
そして、俺の手を取る。
神「淳太、くん…？」
中「…神ちゃん、もう居なくならんといて。
俺から大事な人を、家族を、奪わんといて。」
俺の手を握る淳太くんの手に、雫が落ちる。
1滴、2滴…。
淳太くんは、泣いていた。
中「っ…。」
神「うわっ。」
突然淳太くんが、俺に抱き着いてきた。
顔は見えないけど、肩が少し濡れる感触がある。
背中に手を回すと、淳太くんは俺の肩に頭を擦り付けた。
桐「もんちはな、色んな人から必要とされてんね
んで？淳太くんやってそうやし、俺ら家族も。
お客さんからもな。」
神「お客さん…？」
桐「喫茶店の。もんちが辞めてから、スイーツの
味が落ちたってコソコソ言われててん。
俺も頑張ったけど、もんちには敵わん。」
照史くんが頭を掻きながら、困ったように笑った。
俺が、必要とされている…。
考えたこともなかった。
迷惑ばっかり掛けて、必要どころか、要らないと思われていると思っとったのに。
重「神ちゃん、帰ってきてくれる？」
しげが言った。
目の前がぼやけて揺れた。
神「帰り、たい…。帰りたい…！」
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百瀬 花楓(プロフ) - 女性イルカさん» コメントありがとうございます！淳太くん推しですか、一緒ですね((o(｡>ω<｡)o))楽しみにして下さっていて何よりです。最近更新遅くて本当にすみません。今後もよろしくお願いします！ (2021年1月2日 21時) (
レス) id: c792cce867 (このIDを非表示/違反報告)
女性イルカ(プロフ) - いつも幸せに溢れながら見させていただいています！私は淳太君推しなので今回のを見て続きがすごく気になりました！次も楽しみにしてます (2021年1月2日 16時) (レス) id: d7bdf06b33 (このIDを非表示/違反報告)
百瀬 花楓(プロフ) - ゆさん» コメントありがとうございます！1人でも楽しんでくださる方がいらっしゃるだけで、とても励みになります。時々更新が滞ることもありますが、これからも頑張っていこうと思います！本当にありがとうございます(*^^*) (2020年12月13日 12時) (レス) id: c792cce867 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - いつも素敵なお話をありがとうございます。Killers West、1も2も3も話が作り込まれていて大好きなシリーズです。神山担なので今後の展開にドキドキです。来週も更新楽しみにしております^^ (2020年12月5日 15時) (レス) id: c2197c2c66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百瀬 花楓 | 作成日時：2020年10月13日 23時
