Killers West 4

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side K.Tomohiro



中「…神ちゃん、そんなんじゃ死ぬで。」



淳太くんの言うことは最もだ。
1週間振りの修練は、思った以上に辛かった。

腕に要らない力が入ってしまう。
それで、余計に腕が疲れる。
腕が疲れているから、投げる力を強くしようと力が入る。
その悪循環。

悔しくて唇を噛み締めていると、しげがこちらへやってきた。



重「淳太？何しとるん、神ちゃんも…。」



神「あ、しげ…なんでもな｣



中「…神ちゃん。」



俺がしげに答えようとすると、淳太くんに遮られた。
なぜか、嫌な予感がする。



神「…何？」



中「いい加減にし。そないなことしたって、誰

も喜ばへん。身を滅ぼすだけや。」



淳太くんが俺を真っ直ぐ見詰めてくる。


どうせ、お兄ちゃん達にはバレとるんや。
…俺の気持ちなんて、知らないくせに。



神「…なんで淳太くんにそないなこと言われなあ

かんの？」



気付いたら、言葉が飛び出していた。
湧き出た水のように、全く留まることを知らない。



重「か、神ちゃん？」



神「小さい頃からお金に苦労せずに育ってきた淳

太くんに、なんでそないなこと言われなあかん

の？なんでそんな分かりきったように言うん？

俺の気持ちなんて何も知らないくせに！」



止まらない。



神「俺は小さい頃からお金に苦労してきた！

俺はずっと汚い世界にいるんや！

綺麗な世界に居る淳太くんにそないなこと言われ

たないわ！」



このまま修練場に居たらどうにかなってしまいそうで、修練場を飛び出した。



重「神ちゃんっ！」

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