14 ページ14
side S.Daiki
銃を構えた俺と、ナイフを持ち真っ直ぐ前を見据える神ちゃん。
そして、俺の向かい側の壁には何も持たない淳太。
いつもの騒がしい俺達とは掛け離れた、緊張感が漂う。
桐『始め！』
インカムから照史くんの声が聞こえると同時に、銃声が鳴り響いた。
その源は俺でもあり、俺の後ろの壁でもある。
俺が放つ金色の弾のみ神ちゃんがナイフで弾き、その他の銀色の弾は真っ直ぐ淳太の元へいく。
そして、淳太が銀色の弾を避けていく。
ここ数週間で行うのを許され、ようやくまともにできるようになった修練だ。
神「ッ…。」
中「しげ、集中。」
神ちゃんが辛そうな顔をしたのが気になってそちらを横目で見ると、淳太の声がインカムから聞こえた。
淳太の方を見れば、運動神経が良くない淳太からは考えられないほどの身のこなしで弾を避けている。
あかんわ、何にも気を取られたらあかん。
集中せな。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
桐『やめ！…3人共、お疲れさん。
しげは1回集中切れたから、切れへんように。
もんちは腕に力が入りすぎ。もっと力抜いて。
淳太くんはー…。』
中「…照史、俺のこと見てへんかったやろ。」
桐『ごめんて！もんちとしげ見るのに手一杯なん
よー！』
照史くんが淳太に弁明するのがインカムから聞こえる。
しかし淳太は既にインカムを外しており、全く聞いていないようだ。
重「…照史くん、淳太もうインカム外しとる
で？」
桐『え゛…。』
それきり何も言わなくなった照史くんに苦笑し、インカムを外す。
淳太が神ちゃんに何か言っている。
神ちゃんは、唇を噛み締めていた。
…淳太、何言うとるんや…？

この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 661人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
百瀬 花楓(プロフ) - 女性イルカさん» コメントありがとうございます！淳太くん推しですか、一緒ですね((o(｡>ω<｡)o))楽しみにして下さっていて何よりです。最近更新遅くて本当にすみません。今後もよろしくお願いします！ (2021年1月2日 21時) (
レス) id: c792cce867 (このIDを非表示/違反報告)
女性イルカ(プロフ) - いつも幸せに溢れながら見させていただいています！私は淳太君推しなので今回のを見て続きがすごく気になりました！次も楽しみにしてます (2021年1月2日 16時) (レス) id: d7bdf06b33 (このIDを非表示/違反報告)
百瀬 花楓(プロフ) - ゆさん» コメントありがとうございます！1人でも楽しんでくださる方がいらっしゃるだけで、とても励みになります。時々更新が滞ることもありますが、これからも頑張っていこうと思います！本当にありがとうございます(*^^*) (2020年12月13日 12時) (レス) id: c792cce867 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - いつも素敵なお話をありがとうございます。Killers West、1も2も3も話が作り込まれていて大好きなシリーズです。神山担なので今後の展開にドキドキです。来週も更新楽しみにしております^^ (2020年12月5日 15時) (レス) id: c2197c2c66 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：百瀬 花楓 | 作成日時：2020年10月13日 23時
