四十六話 ページ47
例の2人が去った後釘崎は真希を見る。
釘「……ねぇ真希さん、さっきの本当なの？呪力がないって」
真希「本当だよ、だからこの眼鏡がねぇと呪いも見えねぇ。私が扱うのは【呪具】初めから呪いが篭ってるんだ。オマエらみたいに自分の呪力を流してどうこうしてるわけじゃねぇよ」
釘「じゃあなんで呪術師なんか…」
真希「嫌がらせだよ、見下されてた私が大物呪術師になってみろ。家の連中どんな面すっかな、楽しみだ。オラ、硝子サンとこいくぞ」
悪戯な笑みでそう答える真希。
その笑顔は好感が持てた。
釘「私は真希さん尊敬してますよ」
真希「あっそ」
『私も、さっきは助けてくれてありがとう‼』
真希「やめろって、別にそーいうつもりじゃねぇよ」
そういう真希は少し照れ臭そうだった。
――
楽「夜蛾はまだかのぉ、老い先短い年寄りの時間は高くつくぞ」
そう言いながら夜蛾学長を待つのは京都校の学長【楽巌寺 嘉伸】
「夜蛾学長はしばらく来ないよ。嘘の
突然入ってきてドフッとソファに座るのは五条 悟。
五「その節はどーも」
楽「はて、その節とは」
五「とぼけるなよジジィ、虎杖 悠仁の事だ。保守派筆頭のアンタも一枚噛んでんだろ」
学「やれやれ最近の若者は敬語もろくに使えんのか」
五「ハナから敬う気がねーんだよ、最近の老人は主語がデカくて参るよホント」
三「ちょっと、これは問題行動ですよ。然るべき所に報告させてもらいますからね」
注意するのは京都校二年【三輪 霞】
注意をしてるものの内心彼女は(ヤッベー!!生五条 悟!!生五条 悟だ!!)と喜んでいる。
五「ご自由に、こっちも長話する気はないよ」
三「(喋っちった!!喋っちった!!)」
五「昨晩、未登録の特級呪霊2体に襲われた」
楽「それは災難じゃったの」
五「勘違いすんなよ、僕にとっては町でアンケート取られた位のハプニングさ。その呪霊達は意思疎通が図れたし同等級の仲間もまだいるだろう。敵さんだけじゃない。秤に乙骨、そっちの東堂。生徒のレベルも近年急激に上がってる。去年の夏油 傑の一件、現れた宿儺の器に出雲の加護」
楽「何が言いたい」
五条「分かんないか。アンタらがしょーもない地位や伝統の為に塞き止めていた力の並がもうどうしようもなく大きくなって押し寄せてんだよこれからの世代は【特級】なんて物差しじゃ測れない」
牙を剥くのが
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アンナ(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます！これからも書いていくので応援して頂けると嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年2月16日 16時) (
レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
もも - とっても面白かったです!続きがすごく楽しみです! (2021年2月16日 16時) (レス) id: 3174782329 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます！そうなんですね！口調があまり分からず書いていました…順次訂正していきます！ご指摘ありがとうございます面白いとのコメントもありがとうございます！ (2021年2月3日 15時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 五条さんは自分の事を『僕』と呼びます。 『俺』は滅多に使わないです！ 後（あと）面白いです！ (2021年2月3日 15時) (携帯から) (レス) id: 66cf0ac4ec (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - 白狐さん» コメントありがとうございます！続き頑張ります！ (2021年1月31日 14時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アンナ | 作成日時：2020年12月27日 9時
