だ ページ11
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俺はA先輩の苦しそうな叫び声で目覚めた
急いで電気を付けて、先輩を見た
越前「A先輩!?!?」
俺が先輩の名を言っても先輩は苦しそうに頭を抱え、反応しない
乱れた髪の隙間からは、綺麗なアイスブルーの目が見えた
その目は虚ろになっていて……まるで感情を失ったかのような…
『やだやだやだヤダヤダヤダ!!!!!!!!!!
どこにもいかないで!!!!!
おいていかないで!!!!!!』
多分、夢で立海の皆さんが出てきたのだろうか
そして今の現状と同じ夢を見たのだろう
って今はそれどころじゃないだろ!!!
越前「A先輩!落ち着いてください!!!」
『や゛ぁぁぁあぁぁ゛ぁぁ!!!!!!!
!!!!!
ひつようとしてよ゛ぉぉぉぉ"ぉぉ゛ぉぉおぉ!!!!!!!!』
俺は察した
いや、嫌でも察してしまった
゛もう、あの頃のA先輩はもういない゛
感情豊かな優しい先輩は
もう消えてしまったんだ
越前「………A先輩」
俺はまるで大きなぬいぐるみを抱きしめるように先輩を包み込んだ
先輩は細いから力を加えすぎれば骨が折れちゃいそうだ
越前「先輩、よく聞いてくださいね」
『ぁ"……ゃ……』
本当はこんなことは言いたくない
だけど、俺はこれ以上A先輩が苦しんでいるのを見たくない
さらに壊れるのを見たくない
だから__
越前「A先輩は゛必要゛とされたいんですよね?」
『………』
ゆっくりと首を縦に振る
微かに俺の声が届いてる
越前「ならさ、俺たちの所に来なよ。俺たちはみんな、先輩を゛必要゛としてる。裏切るとか、忘れるとかそんなこと絶対にない」
『………』
ゆっくりと顔を上げるA先輩
やっぱ、先輩の目は綺麗だな
見ると、いつもその目に吸い込まれそうだ
越前「そして、立海に復讐しない?復讐する権利は勿論、あるよね?今まで立海が王者として君臨してきたのは、A先輩の支えがあってこそ。なのにその恩すら返されていない。それって可笑しくない?」
『ふ…く、しゅ……う……』
あぁ、今俺は最低なことをしてるな
だけど、俺は
先輩のためならどんなに最低野郎になったって構わない
__軽蔑されてもいいんだ
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みき(プロフ) - この作品を消してほしいです!理由は、立海の皆(テニスの皆)が夢主の存在を忘れていて哀しい作品だからなので、別の作品を書いてほしいです!お願いしますm(__)m (2018年3月7日 12時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 立海の作品だけを消して例えばですが、恋愛の作品を書いてほしいのです!無理なお願いですがよろしくお願いしますm(__)m (2018年3月3日 17時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ猫(プロフ) - みきさん» それでも宜しかったらぜひ書きます…と言いたいのですが、色々とご事情がありまして、作るのが遅くなる可能性があります (2018年3月3日 17時) (レス) id: 3d77f5092a (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ猫(プロフ) - みきさん» 作品変更は申し訳ありませんが出来ません。ですが、別ストーリーとして新しく書いて作ることはできますが、どうでしょうか? (2018年3月3日 17時) (レス) id: 3d77f5092a (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 作品自体を変更して悪女とミーハがいてそれを夢主が証拠として部員の皆に伝える作品にしてほしいです!お願いしますm(__)m (2018年3月3日 12時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒナ猫 | 作成日時:2018年2月3日 23時