う ページ6
.
.
リョーくんに手を引かれ、やってきたのはおそらくリョーくんの家
もうこんなに暗くなって、時間も遅いのに家に上がるのはよくない
『リョーくん、私__』
越前「帰るなんて言わせないっす。それに辺りは暗いんで、一人で帰るとか危ないっす」
『で、でも』
越前「遠慮とか大丈夫。むしろ、上がってほしいっす」
リョーくんの綺麗な目が私を捉える
真剣な目で見られたら断れない
*
渋々とリョーくんの家に上がった
「あれ?お客さん?」
越前「そう、A先輩だよ」
「あらっ!Aちゃんね。合宿の時はリョーマがお世話になったわ」
『え、はい』
リョーくんの母親だろうか
綺麗な人だったな
リョーくんはそのまま手を引き、二階へと階段を登っていく
そして着いたのはリョーくんの部屋
越前「緊張してるんすか?(クスッ」
『そ、それは』
勿論だ
男の子の家、部屋なんて初めてだ
緊張して
ドキッ
ドキッ
心臓の音がいつもよりよく聞こえてくる
越前「………」
『………』
急に話さなくなって少しだけ怖く感じた
さっきの丸井先輩があの言葉を発する前の間のようで
越前「__何かあったっすか?」
『………』
言ったらダメだ
だけど今までに溜めてきた気持ちを吐き出したかった
『__居場所はどこですか?__必要としてください』
越前「……え」
『瑠花ちゃんだけじゃなくて私のことも見てよ__?必要としてよ』
『__どうして私に笑いかけてくれないの?話しかけてくれないの?』
『__どうして__私のことを忘れたの?』
越前「………A先輩」
口が話すのをやめない
コントロール出来ない
感情を抑えないといけないのに…
『私はも、う要らな、い不要物な、の?むしろ最初から__』
越前「A先輩ッ!!」
視界が急に暗くなった
あぁ、リョーくんに抱きしめられてるんだ
リョーくんは壊れたものを扱うかうかのように優しく_でも強く、私が逃げないように抱きしめる
久しぶりに感じた温もりがゆっくりと私の心に染み込んだ
59人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みき(プロフ) - この作品を消してほしいです!理由は、立海の皆(テニスの皆)が夢主の存在を忘れていて哀しい作品だからなので、別の作品を書いてほしいです!お願いしますm(__)m (2018年3月7日 12時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 立海の作品だけを消して例えばですが、恋愛の作品を書いてほしいのです!無理なお願いですがよろしくお願いしますm(__)m (2018年3月3日 17時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ猫(プロフ) - みきさん» それでも宜しかったらぜひ書きます…と言いたいのですが、色々とご事情がありまして、作るのが遅くなる可能性があります (2018年3月3日 17時) (レス) id: 3d77f5092a (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ猫(プロフ) - みきさん» 作品変更は申し訳ありませんが出来ません。ですが、別ストーリーとして新しく書いて作ることはできますが、どうでしょうか? (2018年3月3日 17時) (レス) id: 3d77f5092a (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 作品自体を変更して悪女とミーハがいてそれを夢主が証拠として部員の皆に伝える作品にしてほしいです!お願いしますm(__)m (2018年3月3日 12時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ヒナ猫 | 作成日時:2018年2月3日 23時