あけおめ2 ページ15
ミルクティー色に近い髪色に、七三分けに似た前髪、少しキツそうだが整った顔つき。確かこの子は、京に誘われて見に行った宮城のインハイ予選で、白鳥沢の牛島さんの素晴らしさを必死に教えてくれた人だ。なんか俺と京の事も知ってたし
風峯「……白布、君？」
その子は、スマホに落としていた目線をバッと上げて、驚いた顔をしていた
白布「風峯、君？」
その子……もとい白布君は、一気に顔をパァっと輝かせ、此方に駆け寄ってきた
白布「久しぶり！まさかこんな所で風峯君に会えるなんて！」
風峯「うん。俺も驚いたよ。どうしてここにいるの？確か君、宮城に住んでたんじゃなかったっけ？」
そう聞いた途端に、ズーンと一気に表情が下がる白布君
白布「実は、両親が急な出張で家に誰も居ないから、冬休みの間は東京の親戚の方にお世話になるはずだったんだけど、親戚の方も海外旅行が急に当たったらしく昨日から居ないらしくて……家の鍵も両親が持っているのでどうしようかと……」
風峯「……あー」
確かこの子、白鳥沢だったよね。あれだけ牛島さんの事リスペクトしてたんだし、ここ県外だからけっこう不味いよね……一応、泊まり用の荷物はあるみたいだし……
よし
風峯「だったら白布君、うちおいでよ」
白布「…………はい？」
風峯「県外生がこんな所で警察沙汰に巻き込まれる訳には行かないでしょ？ちゃんと親御さんに連絡して、許可もらってからでいいから」
白布君は、最初は何か反論しようとしていたけど、本論には逆らえないのか、渋々了承した
早速、親御さんに連絡を取り、なんか俺の名前出したらハイテンションで許可して貰った
風峯「じゃあ、早速行こうか」
白布「え、あ、うん」
何処かやるせないような、申し訳ないような、微妙な感じの表情だったが、足取りはとても軽かった
白布「……お邪魔します」
風峯「どうぞ」
恐る恐る靴を脱ぎ、きちんと揃える所が凄いと思う。いい育ちだなと感心した
風峯「白布君の部屋は俺の隣だから、何か用があったら呼んでね。箪笥とか、クローゼットとか使っていいから、荷解きしておいで。終わったら昼御飯にするから」
白布「……じゃあ、お言葉に甘えて」
まだ緊張が解けていないのか、目が泳いでいる
風峯「そんなに緊張しないで。うちの親も出張で１ヶ月は居ないから、ゆっくりして行ってね」
白布「あうん、ありがとう」
安心したのか、いくらか明るさを取り戻した白布君は、笑顔で答えた
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光ノ華(プロフ) - ゆうさん» 因みに呼び名の方は、「りょう」と呼びます。いえいえ、またわからない所があったら聞いてくださいね！ (2019年2月17日 13時) (
レス) id: ea33931369 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - りょうきですね。ありがとうごさいます。いえいえ、私が漢字に弱いだけなので！ (2019年2月17日 11時) (レス) id: b7f069714a (このIDを非表示/違反報告)
光ノ華(プロフ) - ゆうさん» りょうきです！ごめんなさい……読みにくかったですよね…… (2019年2月17日 7時) (レス) id: ea33931369 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - すいません。私漢字に弱くて変更なしだと嶺貴ってどう読むんでしょう？ (2019年2月17日 0時) (レス) id: b7f069714a (このIDを非表示/違反報告)
光ノ華(プロフ) - 分かりました！ありがとうございます（小声） (2019年2月13日 6時) (レス) id: ea33931369 (このIDを非表示/違反報告)
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