【ハイキュー】秒の覇者

あけおめ ページ14

あけましておめでとうございます！

今回はあけおめスペシャルとして、本編より少し前のお話、高校一年生時の風峯君のお正月をご覧下さい！
因みに本作品はびーえるではありませんが完全なる男から男への逆ハーです笑
赤葦君は、風峯君の将来を案じて女子との交流は慣れて欲しいと思っていますが、それなりに嫉妬はします笑 異性はともかく同性の中では1番で居たい感じですかね

まぁ 私の話は置いておいて、今年もよろしくお願いします！

ーーside風峯

元日

当然のように両親は海外出張か何かでおらず、正月休みで練習がオフな俺は、年越しだからって夜更かしをすることも無く、日々空いた時間は掃除に費やしておいたおかげで大して大掃除なるものはしておらず、冬休みの課題も京と一緒に終わらせてしまい、両親からはなんか分厚い封筒のお年玉を貰い(京の分と一緒に)かと言って何処かに出かける気も起きず、京の家も大掃除で忙しそうだったので、結局学校の体育館で一人練習をして帰ってくるという一日を何回も通していた

でも流石に大晦日と正月は動く気にならず、無駄に広い家で、一人ボーッとしていた

掃除 買い物 洗濯 全てを終わらせてしまったこの体に残るものといえばなにもないわけで、残り後3日はあるこの休みをどうしようかと考える

風峯(これを期にペットでも飼おうかな…いや、飼ったとしても充分に構ってあげれる気がしない……だったら、鳥とかかな)

だったら、学校に因んで梟とか？

あっいいかも なんかかっこいいし

そうと決まれば勝手に体は動き、外へ向かった

ーー

『ありがとうございました』

勢いで買ってしまったが思ったより可愛い

ペットショップには種類豊富に梟がいて、1番懐いてくれたのを買った

白から、灰色に変わっていく羽がカッコよく、結構でかいサイズのモリフクロウの雄。至って普通の梟だが俺の腕に素直に乗ってくれて、余りのなつき様に店員さん達も驚いていた

梟の飼い方も一通り教えて貰い、後は名前だけなのだがあまりいいものが思いつかない

風峯「……なあ、お前はなんて呼ばれたい？」

どうしようか迷った挙句、梟に聞く俺。なんかやるせない気持ちになる

まぁ 家に帰ってからゆっくり考えよう

そう考え直し、家までの道を戻る

歩き始めて10分。家から街のメインストリートまではそこまで時間は無く、東京の郊外と言っても結構栄えている。

最寄り駅の前を通りかかり、もう少しだと思ったその時、電車の時刻表の前に立つ人影に何処か見覚えがあり、その人に声をかけた

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