05 加入メンバーだよ ページ6
社「You達なに言ってるの？」
「本当になに言ってんの？だよ」
5人「ええ…」
数分前、事務所の社長室で事件勃発。
仕事が早く終わった私は社長であるジャニーさんを訪ねて、談話しながらお茶を飲んでいた。
のんびり過ごしていると、力強くノックする音が。
社「誰だろう？」
「さあ？」
社「はーい、どうぞー」
5人「ジャニーさん！」
「あれ？」
社「嵐じゃないか。どうしたんだい？そんなに慌てて」
この部屋に全員揃うのは珍しいねーって言いながらジャニーさんはお茶を飲んだ。
「夕方からだよね？打ち合わせ」
翔「打ち合わせはね？じゃなくて！」
「？」
なんでそんなに慌ててる？
雅「A、A、正直に答えてくれる？」
「なにを？」
智「デビュー当時、一緒だったよね？」
「はい？」
智「だから一緒にデビューしたよね？」
「私が皆と？してないけど」
智「そんな…」
この世の終わりみたいな顔をした智くんはそのまま座り込んだ。
いきなりなんなのさ。
和「本当に一緒にデビューしてないの？」
「してない」
和「…ばかな！」
叫びたいのはこっちなんだけど。
潤「何か事情があってハワイに来れなかったとかじゃないの？」
雅「そうだよねぇ？」
「本当にデビューしてないよ」
雅「ええ…」
潤「絶対一緒にデビューしたってー」
翔「本当に俺らとデビューしてないの？」
「してないよ」
社「You達なに言ってるの？」
ずっと見ていたジャニーさんが冷静に口を開いた。
「本当になに言ってんの？だよ。私、加入メンバーなんだけど覚えてない？」
5人「え」
考え込む兄さん達は思い出せないっぽい。
社「確か嵐がデビューしてしばらくしてからだよね？」
「うん。翔くんのドラマが決まった辺りじゃない？」
社「だね。懐かしいねー」
智「翔くんのドラマ…ドラマ？」
雅「翔ちゃん、どれ！？」
翔「待って、今、思い出すから！」
和「早く早く！」
潤「ネットで調べようよ！」
慌ててる兄さん達は本当に思い出せないのか。
「よい子の味方だよ。その時の主題歌…『とまどいながら』から嵐の楽曲に参加してる」
雅「そうだっけ？」
智「そうだったようなそうじゃなかったような…」
和「どっちかはっきりしてよ」
潤「俺は覚えてない」
翔「俺も」
「お願いだから思い出してよ」
社「本当に仲良いグループだよね。嵐って」
続く (更新停止中)
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作者名：光莉 | 作成日時：2020年4月30日 22時
