光くんと ページ6
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Aと光は付き合っていない。
Aは2年生。
痛っ。
やってしまった。
ヒールを脱ぐと、踵には赤い血がついていた。
所謂、"靴擦れ"だ。
私は、中学に入ってすぐの時、ローファーに慣れずに今回のような靴擦れを経験したことがあった。
でも、その時は血なんて出ていない。
生憎、ハンカチやティッシュは持ってきていなかった。
外のベンチで、1人座り、どうしようかと考えていると
1人の少年が現れた。
「先輩。どうかしたんですか？」
それは、イナズマジャパンの選手の1人である、"一星光"くんだ。
私は、靴擦れのことを話そうか迷ったけれど、後輩に迷惑を掛けるのは先輩として良くないと思い、誤魔化すことにした。
「べ、別になんでもないよ。ただ、少し疲れて休憩してただけ！」
すると、光くんは暫く黙ったままだった。
気を悪くしたのだろうか？
数十秒後、漸く光くんは口を開いた。
「嘘つかないでください。先輩の嘘なんてすぐにわかります。」
えっ？
バレてた！？
「な、なんでわかったの？」
「先輩のことを、日頃からよく見ているからです。」
へっ！？
光くんは焦るように言った。
「へ、変態とか言わないでくださいよ！」
やっぱ後輩って可愛いな…なんて巫山戯たことを思いながら私は言った。
「そんなこと思ってないから大丈夫。」
「先輩って、やっぱり鈍感ですね。」
な、いきなり何！？
「俺が先輩をよく見てるの、先輩を好きだからに決まってるじゃないですか」
はっ！？
次の瞬間、私は久しぶりに発狂した。
「えーーーーーーーーー！！！！？！！？」
この私には、流石の光くんでも引いていた。
「先輩、騒ぎすぎです…」
私はハッと我に返り、赤面した。
「ああっお恥ずかしい…」
「先輩、こっち向いてください。」
ん？今度は何だ！？
「え？何…」
その瞬間、
私と光くんの距離が縮まり、
ちゅっ
可愛いリップ音が響いた。
「えっ、あっ…」
私が今の状況に混乱している中、光くんが言った。
「先輩が俺を好きかなんて知りません。でも、先輩後輩の関係で終わらしたくなかったんです。」
やっぱり後輩は可愛い。
けど、格好いいところもある。
「バカっ。す、好きに決まってるでしょ！」
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基緑 - 読んでも読んでも飽きません。気付いたらここに来てます。私もつい最近卒業式でローファーを履いて行ったら、靴擦れしました。靴擦れは痛い。更新楽しみにしています！これからも頑張ってください！私の押しキャラは、灰崎です。（どうでもいいですねハイ） (2019年4月3日 15時) (
レス) id: d0bec08b22 (このIDを非表示/違反報告)
たたたらん - 蓬莱山 輝夜＊さん» 遠足の時に靴擦れして 泣きながらお弁当&途中帰宅した思い出がある...(悲しい) (2019年4月3日 1時) (レス) id: db0b681609 (このIDを非表示/違反報告)
光姫(プロフ) - 蓬莱山 輝夜＊さん» 応援ありがとうございます！頑張ります！靴擦れ1回だけしたことあるんですけど、やっぱり痛かったですね (2019年3月28日 0時) (レス) id: 0bbe25ad9f (このIDを非表示/違反報告)
蓬莱山 輝夜＊ - やば…( ﾟдﾟ )読んでて思ったんですけど、靴擦れは痛い。痛い。←大事なことなので２回言いました。基本的にはヒロト推しなんですよね。更新頑張ってください!（感想（？）グダグダでｽﾐﾏｾﾝ） (2019年3月27日 19時) (レス) id: 39cb5e0646 (このIDを非表示/違反報告)
光姫(プロフ) - 風丸渚さん» いえいえ！とんでもないです。 (2019年3月26日 22時) (レス) id: 0bbe25ad9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：光姫 | 作成日時：2019年3月17日 0時
