3ー回想※東日本大震災に触れます ページ3
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※東日本大震災に触れた話を書きます。苦手な方は飛ばしてください。
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3月11日
Aが10歳になって兄ちゃんが高校2年になっていた時。
久しぶりに寮から帰ってきた兄ちゃんに甘えたくて、朝から海に連れてってとせがんでいた。
『ねぇ、連れてってよ!ウ・ミ!!』
「今冬で寒いからなあ」
『海鮮丼とか、食べに行こうよ!』
あんまり長くわがまま言ってたからか、母から一喝叱られ、Aはいじけた。
『いいし、俺1人でいけるもん』
そこからAは片道3時間もかけて意地で海を見にいった。
2時ごろ悪夢が始まった。
突然強く地面が揺れて、屋根がパラパラと音を立てた。立っていることができなかった。
「逃げろ!」
知らないおじさんに腕を引っ張られて走らされた。
周りを見れば同じように海から逃げている人がたくさんいた。
『どこに向かうの?なんで逃げてんの?』
「津波が、くる。」
その瞬間、高台に続く狭い坂道で押し潰されおじさんとAの手は離れてしまった。
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Haul(プロフ) - すみません。初なので仕組みがよく分かっていません…また都度教えてください!ありがとうございます (2023年3月29日 12時) (レス) id: a905d1632b (このIDを非表示/違反報告)
莉詩奈(プロフ) - 失礼します。オ.リ.フ.ラ立っちゃってますよ!更新頑張ってください! (2023年3月29日 11時) (レス) id: 40cb652138 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haul | 作成日時:2023年3月27日 23時