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美味しいと言って俺のおにぎりを平らげたAは、俺が注いだ緑茶を飲んでいる。









へにゃりと緩んだ顔をして俺と話すA。









俺は自分がAにとってそれなりに特別な存在であると自覚している。









彼女は普段ここまで緩んだ顔を俺以外には見せないし、何より彼女は俺に弱い。





少ししゅんとしただけで大体のことは飲み込んでくれる。俺にきっと甘いのだ、Aは。









彼女は気付いていないだろうけど、彼女が困った時に1番に頼るのは俺だし、悩みごとがある時も最初に相談する相手は俺だ。





まあ、彼女が人を頼るなんて滅多にないことなのだが。




Aを甲斐甲斐しく甘やかしている俺に、どうやら彼女は絆されているらしい。









「はぁ〜…」


「…どうしたんだA?」


「いや…私このままじゃ駄目だなぁと

最近炭治郎に何もかもしてもらってばっかりだよ」









髪も乾かしてもらってるし、怪我をしたときは運んでくれたし、応急処置までしてくれたし。


他にも…と指を折って数えていくA。






「このままじゃ私、炭治郎なしじゃ生きられなくなっちゃうよ」









困っちゃうなぁ、なんていいながら明るくAは笑う。









言葉の裏腹に、別にAからは嫌がる匂いはしていない。







逆になんか満たされているような、そんな幸せな匂いがする。









Aがどんな子供時代を過ごしてきたのかは詳しく聞いてないけれど、きっと両親からちゃんとした愛情を受け取ってなかったんじゃなかろうか。





だからこうして、甘やかされるのが嬉しいのではないかと俺は推測する。









___でも、









「(いいんだぞ、それで)」









そうして、俺がいないと生きていけないようになってしまえばいい。






そうしたらAは俺を常に頼るようになる、俺と一緒にいる時間が増える。








___俺に依存して、離れなくなってしまえばいい。









「A」


「ん?」


「俺はいつでも、Aの味方なんだからな

遠慮せず、甘えてくれ。俺は長男だから!」


「あは、出た炭治郎の長男節」







……なんて。


そんな歪んだ関係は嫌だから、俺はぐっと踏みとどまる。









今はただ、Aの傍で、隣で、楽しく笑いあって。









Aを想う気持ちに、酔いしれたいのだ。

唇と唇が。→←そのまま、俺に。



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Nami - 冨岡さんに嫉妬する他の鬼滅メンバー面白かったです♪冨岡さん好きだぁぁ♥ (2022年11月4日 11時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
もろん - 最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です(言い過ぎてごめんなさい) (2021年6月11日 17時) (レス) id: 2c8540451a (このIDを非表示/違反報告)
マロ(プロフ) - ひかりさん» 夢主ちゃん…君少し贅沢過ぎては…羨ましい!!! あんな素敵な声で囁かれたら気絶しちゃいますよ!? あぁ……好き… (2020年4月4日 1時) (レス) id: d8cf0d1c15 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - マロさん» 無惨と結婚したらあのいい声で囁かれていい顔を毎日拝めるんですよね……至高の幸せですよね………… (2020年4月4日 0時) (レス) id: a5a72bcd0d (このIDを非表示/違反報告)
マロ(プロフ) - 無惨と結婚!? やだ…切実にお願いしたいです……無惨の笑みとか絶対素敵じゃないですか… (2020年4月2日 23時) (レス) id: d8cf0d1c15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひかり | 作成日時:2020年3月28日 10時

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