候補40人目 ページ6
「まさか！Aさんの意見は取り入れてますよ！！
バルガス先生は嫌だと言ってたので、立候補してらっしゃいましたが彼は除外しました」
「イヤァーーーッッッ！！！！(超音波)」
エースが膝から崩れ落ちた。
思わぬ被害がここまで来ている…とんでもねぇ、とんでもねぇよ……
せっかく立候補してたのに却下されたバルガス先生の気持ちを考えたら悲しすぎたのでAはそっと手を合わせた。
もう全部が遅いが次会った時から全力で優しくしてやろうという父の日の前日みたいな思考回路である。
しかしトレイン先生はむっと更に眉間に皺を寄せて学園長を追い詰める。
「そういうわけではない
なにも無理に今すぐ決めなくてもいいのではないか？
Aの気持ちがしっかり固まってからそういうのは決めるべきだ」
「い、いえしかし、それだと戸籍の準備が遅れると言いますか、」
「Aは元の世界に帰れなくなったんだ、心を落ち着かせる時間を十分にとってやるべきだ
とりあえず戸籍は作って後から親族を決めるのでも遅くはないだろう
後からまた手続きを行えばいいだけだ。……まさかそれが面倒だからという理由ではあるまい…？」
「アッエッアッ」
「(これ学園長図星じゃない？)」
「(図星だろ)」
「(図星だな)」
目に見えて焦る学園長にやれやれと肩を竦めたAは、割って入るように立ち上がる。
「園長先生」
「学をつけなさい学をここは幼稚園じゃないんですよ天下のナイトレイブンカレッジですよ」
「大丈夫ですよ、私はここにいる先生方を信頼していますし、尊敬していますから
むしろ私が厄介になることが申し訳ないです、逆に先生方大丈夫ですか？無理なら私構いません」
別に、こちらの世界で私には親族はいない訳ですし、ひとりだって大丈夫です
言葉は強気なのに反して声音と表情は不安げな彼女に教師たちは心の中で泣いた。
監督生があまりにも健気すぎる謙虚すぎる。ナイトレイブンカレッジの宝。いいぜ、お前の親に俺はなる！！！！！！！！！！！！(某海賊風)と教師の心は(一部を除き)ひとつに纏まった。
フム、と手を口元に当てた学園長は、10人ほど集まった教師の中から特にAと関わりのある教師を絞った。
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aoba(プロフ) - 頑張ってくださいなー (4月29日 17時) (
レス) @page8 id: 3b0cbb6b0c (このIDを非表示/違反報告)
エレナ(プロフ) - キャラたちの発言のぶっ飛び具合が大好きですw監督生ちゃんの無自覚に周りへダメージを与えていくスタイルも面白くて大好きですwお体に気をつけてくださいね。更新楽しみにしてます✨ (4月23日 7時) (レス) @page8 id: 177e5dcdc9 (このIDを非表示/違反報告)
茉(プロフ) - 前作から大ファンだったので大声で叫びながら街中を練り歩きたいくらい嬉しいです！！！！！ほんとに更新楽しみにしてます🫶🏻🫶🏻お身体に気をつけて頑張ってください！！！！！ (10月26日 19時) (レス) id: a367909639 (このIDを非表示/違反報告)
ききょう(プロフ) - きゃ〜！！待ってました！待ってました！ (10月24日 7時) (レス) @page8 id: d729b1bcac (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - 続編きちゃ〜!!!!! (10月9日 18時) (レス) id: c205622261 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひかり
| 作成日時：2023年10月7日 21時
