未来の旦那見つけようと思うんだよね【ツイステ】

候補6人目 ページ6

ぴり、と心に痛みが走った時だった。

エースが面白半分といった様子でリドルの名をあげる。ドキ、と色んな意味で心臓が鳴った。




｢リドル先輩か

将来は医療系のお仕事に就きたいって仰ってたなぁ。

自分の意思が強くて芯がしっかりしてて素敵な人だよね、よく勉強の面倒も見てくれるし、普通に好きだね｣


｢あんな怒りん坊の何処がいいんだゾ……｣




バッカお前！と言ってエースがグリムの口を塞いだ。



デュースも冷や汗をかいて周囲をぐるっと見回す。

彼らからは死角にいたためリドルたちの姿は認識されず、ほぅっと彼は息を吐く。

ちゃんと聞かれてるぞお前ら。あとで痛い目見るぞ。いい度胸がおありだね。その後の言動次第ではあとで首を跳ねてやる。






彼らの様子にピキっときたリドルだったが、まぁまぁ、と宥めるAの声を聞いて心を鎮めた。






｢ただ、お母様が厳しい方なんだよね？私じゃ許してくれなそうだなぁっていうのはあるね

リドル先輩に対する結婚観とかの制約も厳しそうだなとは思ってる

私が認めた人以外の女性とは結婚させません！的な。絶対私はその中に入るようなタイプではないことは明らかだね｣


｢｢あぁ〜…｣｣


｢でも優しい人だし、ルールに厳格なお方だから不誠実なことはしなさそう。

浮気とかされなそうでいいよね、旦那さんにするのは文句なしだと思う｣





ゔっとリドルから声が漏れた。






そんな、君との結婚のためだと言うのならお母様なんていくらでも説得してみせるよ。



浮気だなんて以ての外だ、キミがボクを選んでくれるというのなら、死がボクらを分かつまで共にあり続けると神前に誓う。一緒に幸せな家庭を築いていこう…(盛大に鳴り響くファンファーレ)









ここでひとつ、別に結婚は決定事項ではない。あくまで可能性の話であって結婚する訳では無い。勘違いしないでよね！(ツンデレ)

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