未来の旦那見つけようと思うんだよね【ツイステ】

候補32人目 ページ32

｢Aは警戒心が無さすぎるわ。

人からもらったものをホイホイ信じて食べるんじゃないわよ、変なものだったらどうするつもり？

今後は細心の注意を払うこと。柘榴なんて以ての外よ、場合によっては手遅れになるわ｣


｢はぁ……？？？｣


｢分かったら返事！｣


｢ハイ寮長！！！｣


｢ボーテ！元気なのは素晴らしいことだよ！｣


｢その返事ハーツラビュルじゃない｣







ハァ、と何度目か分からないため息を1つ。そんなにため息吐いて大丈夫？？幸せ全部無くならない？？？(元凶)






というか柘榴ってこっちの世界だとヤバい食べ物なのか？だとしたらイデア先輩私のことどうするつもりだったの？？？私は仲良しだと思ってたのに？？？





えっなに急に怖くなってきたんだけど？？？誰か助けてくんない？？？？









｢じゃあ本題に入るわね｣









【悲報】お説教がまさかの前座








｢なんでアタシが旦那じゃダメなのか、アタシが納得いくまで話してもらうわ｣







☆A、死亡のお知らせ＿＿＿＿＿！





＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿






｢ふぅん？お姉ちゃんみたい？アタシが？

確かにアンタはエペルと一緒に面倒を見てきたつもりではあるけど、別に姉として見て欲しかった訳じゃないわ

Aならアタシの横に立ったって何の問題もないでしょ、もっと自信を持ちなさい

これからは少し覚悟しておく事ね。アタシがどれだけ相応しいか、身に持って分からせてあげる｣





言いたいことをベラベラと喋ったかと思えば、プイと横を向いた先輩。


若干耳が赤いから照れているのだろう。ごめんだけどどこに照れる要素あったか説明してもらっても……？？？私のこと褒めるの恥ずかしかった？？？







頭上に『？』をいくつか浮かべた私を一瞥すると、ヴィル先輩はフッと力が抜けたように破顔して私の頭を撫でた。








｢突然連れてきてしまって申し訳なかったわね｣









そのセリフ一番最初に言うべきじゃね(失礼)





いいやなんか褒められたし。ヴィル先輩と並んでもいいくらいって凄い褒め言葉じゃない？その言葉に免じて許してやるか…(何様)






｢あ、あの、Aサンがいるって、｣


｢エペル、ノック！！｣







ガチャと言う音と共に現れたエペルくん(大天使)

走ってきたのか髪が乱れている。それでも可愛いとか何事？？女やめてきていいっすか？？？

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