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｢きゃぁん！司ちゃんったらAセンセとあんな近距離で…！あーんとかしちゃうのかしら！｣
｢なるくぅんんん？？なんだってぇ、もういっぺん俺に言ってごらん？？？｣
｢なんなの…なんであんなにオシャレしてきてるの……いつもよりメイクも華やかだし……｣
泉ちゃんに掴まれた肩がギリ、と音を立てる。
思わず彼の顔を見れば、今までに目にしたことがないほど恐ろしい顔をしていた。
般若を超えた恐ろしい形相に何も言葉が出てこず、私はそっと目をそらす。
しかし逸らした先にいたのは凛月ちゃん。
彼も泉ちゃん同様とんでもない顔をしていて、アタシは思わず真顔になって空を見上げる。
どうしようかしら、すっごく帰りたい。
簡潔に言ってAセンセガチ勢とも言える彼らに挟まれ、何故か連行され。
しかも行先に居るのは仲睦まじくカフェでお茶をする司ちゃんと、想い人のセンセ。
これだけでも結構きついのに、先程から2人のせいで道行く人に変な目で見られる。
それはまさしく『うわ何こいつらやべえ』と言うようなものだ。彼らの顔が物語っている。
一応変装しているアタシ達だけど、もしバレたらとんでもないんじゃなかしら。色んな意味で。
だって大変でしょ『Knightsメンバー最果Aをストーキングか！？』なんて記事出た瞬間アタシ達終わりよ？
先程こっそり逃げようかと試みたけれど、2人の手ががっちりとアタシの服をつかんでいて失敗に終わった。
今日ってもしかして厄日…？と疑い始めていたころ、両隣の彼らが声を上げる。
再びこちらに変な目を向けられたのを気にして静かにするように言うと、必死な顔で泉ちゃんはこちらを向く。
その瞳はどこか涙目だ。
｢なるくん見たァ！？今先生にあーんって…！あんのクソガキ…っ後で痛い目見せてやる…！！｣
｢んふふ、手伝うよセッちゃん♪やさぁしく、ゆっくりいたぶってあげようね…♪｣
｢お願い司ちゃん…もうやめて……(切実)｣
アタシのためにも、2人のためにも。
アタシだって辛いのよ、Aセンセのこと大好きだし。
もっと言うなら、今の司ちゃんの位置にアタシが居たかった。
アタシがあーんして、クリームがついてるわよって優しく拭ってあげて＿＿
別に、Aセンセが司ちゃんにトクベツな感情があってデートしている訳では無い。
そうは分かっていても、アタシの心はズキズキと傷んで悲鳴を上げていた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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ひかり(プロフ) - 月兎さん» 承知しました！お話に入りきらなくて続編での更新になる可能性が高いですが是非読んでくださいね！ (2020年3月26日 15時) (
レス) id: a5a72bcd0d (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - リクエストします。羽風先輩VS神崎くん と 神崎くんと時代劇の撮影と伏見くんVS茨くんをリクエストします。更新頑張ってくださいね。 (2020年3月26日 14時) (レス) id: fdb5669a18 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです…！リクエスト、応えられるよう頑張ります！ (2020年3月23日 15時) (レス) id: a5a72bcd0d (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - リクエストよろしいですか？「ライハ組とりっつが、ひっそりと夢主の好きな所を話し合ってる」みたいなのが見てみたいです！毎回面白くてにやけながら読ませてもらってます！これからも頑張ってください！ (2020年3月22日 23時) (レス) id: 456648e3b3 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - リクエストに答えて下さりありがとうございます！！凛月くんの方も楽しみにしていますね！！ (2020年3月19日 17時) (レス) id: bd5bbfc6ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいす
| 作成日時：2020年2月12日 22時
