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「…おい、ありゃどういう意味だったんだ。」


パトカーで連行される源五郎を見送ると、土方はつぶやいた。



「ありゃ、聞こえてましたか…。


いいんです。教えても何の得もありませんから。」



そしてわらうと、Aは土方の腰あたりに抱きついた。



「土方さんは、言葉が乱暴なのに、ほんとうに優しい。


ありがとう。」


「銀さんも、みんなも…。


沖田さんは別です。」


「おいてめえはなんなんだ。」



「詳しくは、また今度で…」



するとAは、足元から消え始めた。



「…お、おい…っ」



「…『マリア』お母様が、待ってます。」









その次には、いつの間にか『あの本』に変わっていた。








「は?は?…どういうこと?」



銀時が困惑した声で呟いた。



新八と神楽も、目を見開いていた。



「…Aは、本だったアルか?」






「こりゃァ…」




土方はその本を拾い上げると、最初のページを開いた。





────






















────




「…変わってる…」



そして本を閉じると、それを大事そうに持った。



「土方さん、あんたのなんすか。」



「ちげえ。病院で読んだんだよ。」







『大事な、大事なもんだ。』

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hikari(プロフ) - 若葉さん» ありがとうございます!正直に言う行き詰まっていたのでそう言っていただけただけで嬉しいです! (2017年4月16日 18時) (レス) id: c3febc506b (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - 完結おめでとうございます。少し不思議な話で、ちょっと好きな雰囲気でした。これからの活躍も楽しみにして居ます。 (2017年4月16日 9時) (レス) id: 3d0a97c40b (このIDを非表示/違反報告)
hikari(プロフ) - すずさん» ありがとうございます!なかなか更新が滞り申し訳ないです! (2017年4月4日 1時) (レス) id: c3febc506b (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 毎日、更新楽しみにしてます! (2017年4月3日 23時) (レス) id: 2283804e7c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:hikari | 作成日時:2017年3月28日 21時

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