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沖田side
『総悟ー、お前は万事屋と合流してメガネの家に行け。
そこに百パー近藤さんいるから、監視ついでにそこにいろ。』
「…わかりやした。」
ようやっとあの女の口が割れると思った矢先に、まさかのメガネが誘拐だと。
警察にご丁寧に通報した隣人がいたらしい。
もし通報されてなきゃ、俺も土方さんも絶対現場には向かわないだろうなどと呑気に考えてメガネの家へ向かった。
・・・
「…おじい様…。」
とある病室では、陽の差す窓際のベッドで1人思案する女がいた。
「そろそろ潮時なのですか？
私の正体は、あの人たちにバレたくはありません…。」
そう言って目には涙が溜まっていた。
ポタポタと雫が落ちると、女はそれを拭い、チェストの2段目の奥から縮緬の布でできた袋を取り出した。
「ただでさえ、土方さんには天人の血が流れると言ってしまったというのに…」
布から、小瓶を取り出した。
「こんなもので、『目を見えなくした』としても、全く意味が無いのに…」
小瓶を開けると、女はその中にある液体を目に入れた。
・・・
誘拐事件の現場では、真選組の副長や、二番隊、四番隊が囲っていた。
「はんにーん、大人しく投降しなさーい。
ここはもう包囲されているー
よってお前に逃げ道はない。
人質を解放しろー。」
「ちょっと土方くん、もっとやる気出してくんない。
あとタバコ臭い。」
そして、万事屋の銀時と神楽がいた。
「うるせえなあ。てめえんとこのガキだとやる気なくすんだよ。
あとタバコ臭くねえ。
つかなんでここにいんだよ！メガネの姉貴はどうなってんだ！」
「あいつはすぐにはやられねえっつの！
それにてめえらに任せらんねえからだよ！
俺が行く！！」
「やめろ！！犯人刺激して、メガネがやられたらどうすんだよ！！」
「てめえがやる気出せばいいだけだろ！！」
「おい！二人共！喧嘩してる場合じゃないネ！
新八が…！」
『銀さーん！！神楽ちゃん！！』
黒い覆面を被った男に羽交い締めにされて、ナイフを突きつけられていた。
「新八！！」
「ぱっつぁん！」
『おい！こいつが誰なのかはもう知ってんだ。』
『要求はなんだ！』
四番隊の隊士がメガフォンで叫んだ。
覆面の男はニヤリと口角を上げると答えた。
『浅井Aを出せ』
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hikari(プロフ) - 若葉さん» ありがとうございます！正直に言う行き詰まっていたのでそう言っていただけただけで嬉しいです！ (2017年4月16日 18時) (
レス) id: c3febc506b (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - 完結おめでとうございます。少し不思議な話で、ちょっと好きな雰囲気でした。これからの活躍も楽しみにして居ます。 (2017年4月16日 9時) (レス) id: 3d0a97c40b (このIDを非表示/違反報告)
hikari(プロフ) - すずさん» ありがとうございます！なかなか更新が滞り申し訳ないです！ (2017年4月4日 1時) (レス) id: c3febc506b (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 毎日、更新楽しみにしてます！ (2017年4月3日 23時) (レス) id: 2283804e7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hikari | 作成日時：2017年3月28日 21時
