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「坂松さーん。ピザのお届けに参りましたー」





「…どうぞ。」


「えーと、ミックスチージーピザ1枚Lサイズ。
お会計2,640円です。」


「…5000円で。」



「はい。お釣りが…2,000と…ってうわっ!!!!」



「…大人しくしろ。声を上げるな。あげた途端にこれでてめえを刺す。」


「え?!え?!…って真剣?!なん…っ」

「大人しくしろっつったろ。」


________助けて!!!銀さん!!!




















「…え、新八が?」


その日の午後。


万事屋に珍しく電話が鳴った。



なんと真選組からだった。


『ああ。とりあえず場所は特定している。

敵はどうやら刃物でメガネを追い詰めたらしい。

今も拘束されていて身動き取れねえみたいだ。』


土方のその淡々とした声に、銀時と神楽は一種の怯えを感じた。


間違えれば、新八の命はない。


今日は万事屋に依頼が来たため、新八が対応に当たっていた。


ピザの宅配のバイトで、午前からだった。

銀時と神楽は別件で出かけていたために、事に当たれるのが新八だけだった。


「…それで、俺達はどうすればいいんだ。」


『とりあえず、メガネの姉貴に電話が鳴るはずだ。
恐らくこのことを知ったらあのずぶてえ女も卒倒すんだろ。

だからメガネの家にむかえ。

まあてめえらのことだし、簡単にのされるわけじゃなさそうだが…

とりあえず気をつけろ。』


そう言うと、土方は電話を切った。


「銀ちゃん…」

「今は俺たちゃただのパンピーだ。

とりあえずマヨ方の言う事聞いといた方がはええ。

とてつもなく不本意だがな。不本意だがな!!」


そして銀時と神楽は定春を連れて万事屋を空けた。






「新八…生きてろよ…」





・・・


《こちら四番隊!四番隊!近所から通報が1件!

アパートに来たピザの配達員が連れ去られる誘拐事件発生!!

場所は特定済み!かぶき町〇〇丁目の廃ビル!

支給一番隊応援たのみます!!》





「…チッ…なんでタイミングわりいんだ…」


「…事件、ですか。」

「ああ。」


沖田ははあ、とため息をついて踵を返して病室を出た。








「…言った方が…身のため…か。」

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hikari(プロフ) - 若葉さん» ありがとうございます!正直に言う行き詰まっていたのでそう言っていただけただけで嬉しいです! (2017年4月16日 18時) (レス) id: c3febc506b (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - 完結おめでとうございます。少し不思議な話で、ちょっと好きな雰囲気でした。これからの活躍も楽しみにして居ます。 (2017年4月16日 9時) (レス) id: 3d0a97c40b (このIDを非表示/違反報告)
hikari(プロフ) - すずさん» ありがとうございます!なかなか更新が滞り申し訳ないです! (2017年4月4日 1時) (レス) id: c3febc506b (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 毎日、更新楽しみにしてます! (2017年4月3日 23時) (レス) id: 2283804e7c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:hikari | 作成日時:2017年3月28日 21時

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