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猫5匹 ページ5

それでもいい。三時間というなら三時間後に身を隠していればいいのだから。


祠から離れて私の方へくっついてくる猫神。どういうことか尋ねるとどうやら私がヘマをおかさないか心配らしい。


「別になにもしないのに。」



「ナニヲスルワケデモナイノニ何故人間ニ戻ッタンダ。」


「猫になってそのまま暮らせって言われても困るからよ。ていうかそのナリで人間の言葉話さないでよ。」


眉をひそめてそう言うと、猫神は私を見て一言。


「我ガソンナ馬鹿ナワケガナイダロウ。」


「はあ?」


「我ハオマエノ頭ニ語リカケテオル。ツマリオマエダケガ一人デシャベッテイル。」


私は周りをキョロキョロと見渡すと、確かに通りかかる人達は私を見てクスクスと笑っていた。



「…最悪。」


「トニカクオマエガ心配ダ。人間ニナッテイル状態ノトキニハオマエノ家ノ庭ニ紛レテオク。」


「…もう好きにしてよ。どうせあと三時間はこの状態なんだから。」


そう言うと猫神はお言葉に甘えて、そう言わんばかりに私の肩へ乗っかってきた。


「重いんですけど。」

「重クナイ。」



・・・





「で、なんでここにいなくちゃなんないわけ。猫神さん。」


それからしばらくして、猫神は私の肩に乗ったままあっち行け、そっち行け、と指図をし始めてきた。


ついた頃には公園の真ん中に立っていて、黒猫を肩にのせた少女は中々滑稽な絵面である。


「…チョット待ッテオレ。」


小さな猫の手は私のことをしっしっと追いやる。ふざけんな。


「ムカつく猫だね。ほんとに。」


猫神がにゃあ、とひとつ鳴くと私はさっさととんずらをした。


正直こんなバカバカしい話はないのだ。疲れて祠の前で眠ってしまって…そのときの夢に違いない。


どうせここでも眠ったら元に戻っているはず。


私はそのまま公園のベンチに腰掛けて眠ってしまった。

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インク(プロフ) - ふゆきさん» 完結おめでとうございますw沖田くんが不器用なのは知ってた←そこが可愛いんやろ。沖田くんは私の中ではいつまでも好きなキャラ1位だな(`・ω・´)キリッ (2018年3月7日 16時) (レス) id: 2fb63eb0d6 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆき(プロフ) - インクさん» 夢女子は悪くありませんよ…(・∀・) (2018年3月6日 23時) (レス) id: c3febc506b (このIDを非表示/違反報告)
インク(プロフ) - 更新されるたびにヒヤヒヤしてます...沖田くん、頑張れぇ... (2018年3月6日 23時) (レス) id: 2fb63eb0d6 (このIDを非表示/違反報告)
インク(プロフ) - そもそもが人間なんだからしゃーないしゃーない。てか、それを受け入れろよ。現実を受け入れろよ沖田くん←現実を受け入れずに夢小説に現実逃避してるのはどこの誰でしょーねー。分かったらさっさと自分の将来とか考えろや(ヒィ!すみませんでした!)という茶番でしたw (2018年3月5日 19時) (レス) id: 2fb63eb0d6 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆき(プロフ) - まかろんさん» ありがとうございます!沖田は絶対猫派だと信じてますからね。はい。 (2018年3月4日 18時) (レス) id: c3febc506b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふゆき | 作成日時:2018年2月25日 15時

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